【開催報告】令和7年度 三重大学DX研修「Power Query の実践」を開催しました
12月17日(水)から19日(金)の3日間にわたり、事務系職員を対象としたDX研修「Power Query の実践」を開催し、計61名の職員が参加しました。
本研修は、業務運営DX作業部会の協力の下、業務改善推進に不可欠なデジタルスキルの習得を目的として実施されたものです。「手を動かして身につける」ことを重視し、Excelの機能の一つである Power Query(パワークエリ)の基礎から実践までを学びました。

研修の様子と内容
講師は、財務部財務企画チームの矢田係長が務めました。また、業務運営DX作業部会メンバーがアシスタントとして会場を回り、きめ細かなサポートを行いました。
研修では、「勤怠管理システムから出力されたデータの確認・集計」を題材に、実務に即したシナリオで演習を行いました。 システムから出力されるデータはそのままでは集計しにくい形式であることが多いため、Power Queryを使って以下の処理を行い、効率的にチェック用データを作成する手順を学びました。
• データの取り込み: システムから出力されたファイル等を読み込む基本操作
• 不要な列の削除: 分析や集計に必要なデータのみを効率的に抽出
• ピボット解除: 横に伸びた集計表(横持ち)を、データベース形式(縦持ち)に変換
• 条件列の追加: 「もし~ならA、そうでなければB」といったルールに基づくデータ 等々

参加者の声と今後の展望
参加者からは、「手順を一つずつ確認しながら進められたので理解が深まった」「これなら自分の部署の業務でもすぐに使えそう」といった声が寄せられ、確かな学習効果がうかがえました。
開講挨拶では、上原企画総務部長から「今日学んだことを、まずは身近な業務で試し、うまくいった工夫は周囲にも共有してほしい」とのメッセージが伝えられ、個人のスキルアップだけでなく、職場全体の改善につなげる姿勢の重要性が強調されました。
Power Query は定型作業を自動化する強力なツールであり、DX推進の第一歩として非常に実用的なスキルです。今回の研修をきっかけに、日々の事務作業の改善や業務プロセスの見直しがより一層進むことが期待されます。
三重大学では今後も、職員のスキル向上と業務改善に資する研修を継続的に提供してまいります。



