空き家問題を考えるセミナーを開催しました
令和7年11月11日(火)、環境・情報科学館1階にて、空き家問題を考えるセミナーを開催しました。
今回は、空き家問題の現状と課題を理解し、地域資源としての空き家活用の可能性を探ることをテーマに、作家 高殿 円 氏をお迎えして、「空き家シェアハウスを稼げるスタートアップ基地へ ~三重と大学周辺空き家ブランディング~」と題してご講演をいただきました。
高殿 円 氏の講演では、ご自身の購入物件を例にどのようにDIYを行ったか、係る経費など具体的な事例や大学周辺の空き家をシェアハウスやスタートアップ拠点に変える提案、空き家をブランド化する可能性について語られ、当大学教職員、学生63名が参加して熱心に耳を傾けました。
質疑応答では、学生・教職員から多くの手が挙がり、講師との活発なやりとりがなされました。また、終了後のアンケートにも「空き家問題の現状が良く分かった」「DIYに取り組んでみたい、興味を持った」「空き家をリフォーム&貸出しで利益を得る循環に興味がわいた」等の声があり、参加者にとって今後の空き家問題の在り方を考える貴重な機会となりました。

講師:高殿 円 氏 会場の様子:環境・情報科学館1階
また、セミナー終了後、関係者にて、大学の近隣で学生が木造二階建住宅を改修して運営している飲食店の見学を行いました。
学生の視点から運営の工夫やお店の改修について説明を聞き、その後に意見交換を行いました。高殿先生からは、改修に必要な資材や機材、予算の見積もり、具体的な配管まわりの改修などお店の改修に向けたアドバイスがあり、学生(スタッフ)は熱心にメモを取っていました。学生からも、内装関連(床面の色)、ペンキの塗り方などの質問があり、時間を忘れるほど、楽しく有意義な時間となりました。



