令和6年度 実験動物感謝式が挙行されました
2024年11月27日(水)、講堂小ホールにおいて動物実験に携わる教職員約80名が参列し、「令和6年度実験動物感謝式」が挙行されました。
式の冒頭では、吉岡研究・情報担当理事より「医学、生命科学の発展のために動物実験に供された動物に最大限の敬意を払い、その貢献を決して忘れない大切な機会として、感謝式を執り行うものです。今後も倫理的に責任ある研究活動に取り組んでいただきたい。」との挨拶がありました。
続いて、今中動物実験委員会委員長より「近年、生命科学の進歩はめざましく、人類の健康と福祉に大きく貢献してきましたが、その進歩は長年にわたる動物実験の上に築かれてきたものです。研究の犠牲となった動物に感謝の意を捧げるとともに、今後の実験においても動物愛護の精神に則り、研究倫理に基づき充分な配慮をもって行います」と感謝のことばが述べられました。
その後、献花が行われ、医学系研究科 山崎副研究科長、医学部附属病院 渡邉副病院長をはじめとする参列者は慰霊碑に向かって感謝の意を捧げるとともに、研究倫理・生命倫理への意識を高めました。
式の最後には野阪先端科学研究支援センター長より「昨年度1年間に実験に供され犠牲となった動物数が報告され、動物実験において重要な理念である"3R"、①動物を供する方法に代わり得るものを利用すること、②実験動物の使用は必要最小限とすること、③動物に苦痛を与えないことの再確認がなされ、今後も3Rの精神をしっかりと遵守し実験を実施することを誓い、謝辞が述べられました。