リサーチコアセミナー(第15回)を開催しました
11月6日(水)事務局会議室において、研究紹介企画「リサーチコアセミナー」(オンライン併用型)を開催しました。
この企画は、学内の多様な研究者を知り、相互に研究内容の理解や研究者間の交流を深めることを目的として開催しています。
◆ 15回目となる今回は、戦略的リサーチコアの重点型領域である「Beyond-5G/6G 無線通信応用技術研究センター」の村田博司センター長(工学研究科・教授)から「次世代(Beyond-5G/6G)無線通信と応用技術の動向」と題して、センターの活動内容や最新の研究プロジェクトを紹介していただきました。
会議室には、吉岡理事、鶴原理事、酒井理事、佐久間理事、小林副理事、中津監事、織田島事務局長や研究・社会連携統括本部等の教員、URAが集い、オンラインを含めて30名の参加がありました。
Beyond-5G/6G 無線通信応用技術研究センターでは、工学研究科がこれまで行ってきた、5G用アンテナや高性能光電界センサの開発・実用化、さらに6G無線の研究開発等の研究成果を活用し、地域連携を強化し、医療現場やレーシングカーサーキットなどで実証試験を行い、若手研究者の教育と技術革新を目指しています。
セミナーでは大きく分けて2つのトピックについて説明していただきました。最初に、NICT委託研究「Toward B-5G Project」について「移動体通信システムの進化」の背景から説明していただき、世界初のフィールド実験の結果を紹介していただきました。この成果はプレス発表が予定されています。
続いて、国交省 交通運輸技術開発「3次元イメージングレーダー」を利用したセキュリティ検査システムの開発について、フィールド実験の結果とともに「マイクロ波イメージャー」と「ミリ波イメージング実験」の2例を紹介していただき、今後の展望についても説明していただきました。
講演後の質疑応答では、「アイデアを実現するために難しかった点は?」「マイクロ波イメージャーは構造物の安定性評価にも利用できるのか?」などの質問や、セキュリティシステム開発について、技術的な話だけではなく、様々な角度からの議論が活発に行われました。
参考:
村田博司 教授(工学研究科)
科研DB: https://nrid.nii.ac.jp/ja/nrid/1000020239528/
researchmap: https://researchmap.jp/read0013741
全学シーズ集: https://seeds.mie-u.ac.jp/seeds/1299.html