リサーチコアセミナー(第12回)を開催しました
9月18日(水)8時50分から、事務局2階会議室において、研究紹介企画「リサーチコアセミナー」(オンライン併用型)を開催しました。
この企画は、学内の多様な研究者を知り、相互に研究内容の理解や研究者間の交流を深めることを目的として開催しています。
12回目となる今回は、国際交流センター所属(生物資源学研究科兼務)Dina Oktavia(ディナ オクタヴィア)講師 から「Ecological Insight into Heath Forest and Former Tin Mining Land Through Interdisciplinary Studies(Belitung Island, Indonesia). ブリトン島(インドネシア)の熱帯ヒース林と錫鉱山跡地の生態学的洞察」と題して、研究の背景や現在取り組んでいる研究内容が紹介されました。
Dina Oktavia(ディナ オクタヴィア)講師は、海外の協定校から若手教員を1年以内の期間で受け入れる「MIE-U国際交流協定校外国人若手教員受入れプログラム」で、インドネシアのパジャジャラン大学から来られています。
会議室には、学長、理事、国際交流センター及びダイバーシティ・インクルージョン推進室の教員、また事務は局長他が集い、オンラインを含めて総勢53名の参加がありました。
今回の研究報告は全て英語で行われ、講師の専門分野に関する最新の成果が紹介されました。具体的には、「ヒース林とスズ採掘地域の土壌」を中心に、脆弱な土地や生態系の中でも、それらに耐えうる菌や薬用植物の利用等が見込まれ、今後の展望についても触れられました。特に、薬用植物については、ハーブ薬や免疫システムの強化等に利用される点が注目されました。
質疑応答では、対面とオンライン双方から、土壌や薬用植物の研究について活発な質問が寄せられました。
質疑応答の後も参加者同士で意見交換が行われ、今後の研究に関する建設的な議論が進められました。
今回の研究報告会は、ヒース林とスズ採掘地域の土壌における新たな知見を提供し、また、「MIE-U国際交流協定校外国人若手教員受入れプログラム」における最初の報告者として、これからの研究にも、ダイバーシティの点からも、今後に大きな影響を与えるものとなり、非常に有意義な会合となりました。