附属幼稚園PTA活動と附属特別支援学校作業学習のコラボレーション
附属幼稚園のPTA活動「特別支援学校と幼稚園をつなぐ 附属幼稚園育友会オリジナルTシャツ大作戦!!」が、附属幼稚園と附属特別支援学校のコラボレーションが素晴らしい取組であると全国附属学校PTA連合会の「令和5年度PTA表彰 優秀賞」に選ばれました。
「附属特別支援学校の生徒が製作した附属幼稚園育友会オリジナルTシャツから特別支援学校の生徒たちの活躍が伝わり、学校間の交流が促進されています。幼稚園児と特別支援学校の生徒たちが微笑ましく交流し、責任感も育まれるでしょう。今後もつながりを強化し、更なる交流の機会を期待される事業です」と講評をいただきました。
全附P連から7月に発行されます「附属だより」でも、この活動についての記事が掲載されます。
令和5年度被表彰者団体一覧(三重大学外部のHPです)
《三重大学教育学部附属特別支援学校の作業学習》
本学教育学部附属特別支援学校の教育目標は「社会の中で自分らしくたくましく生きる子どもの育成」とし、障害による学習・生活上の困難さを解消するための指導・支援を図りながら、職業的自立に向けた資質や能力の育成を目指している。地域社会・一般企業が求める労働能力を踏まえ、知的障害者の就労に係る課題を明確にしながら、獲得しなければならない資質や能力の育成に向け、児童生徒一人一人の特性に応じたキャリア教育・職業教育を展開していく必要があり、障害による困難さを軽減し、児童生徒が生活上の目標を達成したり課題を解決するためには、生活や就労に直結する活動を組織的・系統的に経験させることができる学習活動を編成する必要がある。
令和5年度から現場実習や就労体験を組み合わせた系統的な作業学習(農園芸・食品調理加工、紙工芸、印刷アート)を実施し、作業工程の理解や器具・用具等の取扱い方法、場面に応じたコミュケーション方法、流通時に必要となる数量概念(個数、重さ、金銭等)の定着を図っている。また、作業学習での成果物(農作業:野菜 印刷アート:Tシャツ、トートバック)を農協や地域企業と連携を図り、市場で流通させることで自らの活動が消費の流れの一役を担っていることを実感させることで職業観・勤労観の醸成や社会的自立心を育成している。