「多様性の生物学」の授業内研修で菅島研修に行きました
5月18日(土)、共通教育・教養基礎科目「多様性の生物学」(担当教員:全学共通教育センター 福田知子特任講師)の授業内研修で、毎年恒例の菅島に行き、学生7名が参加しました。菅島は、鳥羽市から船で13分の所にある島で、蛇紋岩地特有の植生がみられます。
蛇紋岩地に入ると周囲の木の樹高がみるみる低くなります。蛇紋岩植生によくみられるツゲやガンピ、東海地方固有種のジングウツツジがみられました。
ジングウツツジ
一面のツゲの低木の中にリンゴの仲間のズミが咲いていました。
ズミの花
大山の麓でお昼ご飯を食べて蛇紋岩植物などを観察後、島の西側に侵入しているオオキンケイギクの駆除を行いました。オオキンケイギクは特定外来種に指定されている、繁殖力旺盛な植物です。蛇紋岩植生に入り込まないように、道沿いを中心に駆除を行いました。
駆除したオオキンケイギク
帰りは道ばたのクサイチゴの実をつまみながら港まで歩きました。お天気にも恵まれ、生物多様性を学び、生物多様性の保全についても考える楽しい研修となりました。