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2024年度三重ジュニアドクター育成塾開講式を開催しました

5月11日(土)、オンラインで「三重ジュニアドクター育成塾」の2024年度開講式が開催されました。
三重ジュニアドクター育成塾は、科学研究に強い関心と潜在的な才能を持つ児童生徒を対象に、三重大学が中心となって個人研究を支援し、未来の科学者を育成するプロジェクトです。2018年度に始まり、今年度で7年目を迎えます。2023年度からは国立研究開発法人科学技術振興機構の 次世代科学技術チャレンジプログラム(STELLAプログラム)に採択され、実施しています。今年度の新規受講者は、60名近い応募者の中から選考された、小学5年生から中学3年生までの42名です。

三重ジュニアドクター育成塾開講式 画像

開講式では、鶴原清志理事・副学長から「様々な講座を受けるとともに、自分自身の課題を設定して探究活動に取り組み、課題発見・探究する能力、知識・概念・スキルを活用する能力、情報発信する能力、協働する能力、イノベーションを生み出す能力の5つの能力を高めていってくれることを期待しています」との激励の言葉が述べられました。

次に三重県教育委員会小中学校教育課の尾上修一課長から、「これまでにジュニアドクターの先輩たちの研究や発表を見せてもらったことがありますが、非常にレベルが高く驚いたことを覚えています。皆さんも興味をもったことに対して前向きに取り組み、自身を高めていって頂きたいと思います。」とのお言葉を頂きました。

鶴原理事尾上課長

続いて、受講生代表の籾井ほのかさんが「研究に頑張って取り組み、そのことで社会に貢献できるようになることが私の夢です。」と抱負を語りました。

籾井さん

開講式終了後、教育学部の中西良文教授による講義「科学的探究のためのコミュニケーション力を考える」が行われました。近年の科学研究に求められる「コミュニケーション」や「協働」について学ぶ内容で、受講生は10グループに分かれ、学生メンターのファシリテートのもとで課題に取り組みました。グループワークでは他の受講者たちと活発に意見を交わす姿が見られました。
今後の受講生の意欲的な取組が大いに期待されます。

開講式の様子