お知らせトピックス

定例記者懇談会

第49回定例記者発表を開催しました

4月18日(木)、「第49回三重大学定例記者発表」を地域イノベーションホールにて開催しました。定例記者発表は、本学の近況や教育・研究・診療など様々な活動を報道機関の方々に紹介するため、定期的に開催しています。
※令和5年度までは「定例記者懇談会」という名称で開催をしておりましたが、定期的に情報を発信する場という本会の本質をよりわかりやすくイメージしていただくため、令和6年度より「定例記者発表」という名称に変更しました。

松田副学長による開会挨拶 金子副学長による挨拶

左:司会の松田 裕子 副学長、右:金子 聡 副学長

今回は、以下の事項について発表を行いました。 

♦令和6年度救急医療体制について −高度救命救急センター・地域医療支援−
津市ではこれまで、搬送先が見つからず119番から搬送までに時間がかかることが課題となっていました。そこで令和6年4月より三重大学医学部附属病院は、入院や手術を要する救急患者を受け入れる「二次救急」における津市の輪番体制にすべての曜日で参画し、津市の救急体制を公式にバックアップしていきます。今後は市内の病院と連携体制を深め、高度救命救急センターとして三次救急・特殊疾病に対する救命医療および特定機能病院としての高度急性期治療を提供しながら、バランス感覚を持って地域医療支援を行っていきます。

池田医学部附属病院長と鈴木救命救急・総合集中治療センター長と長谷川整形外科副科長 
池田 智明 医学部附属病院長
鈴木 圭 センター長・教授(医学部附属病院 救命救急・総合集中治療センター)
長谷川 正裕 副科長・准教授(医学部附属病院 整形外科)からの発表


♦−本邦初の単孔式ロボットを使用した「胸を切らない肺がん手術」に成功−
三重大学医学部附属病院では、令和6年1月に最新の手術支援ロボット( DaVinci SP )を導入し、日本で初めてアームが1本のみの単孔式内視鏡手術支援ロボットを用いて、胸を切らない肺がん手術に成功しました。患者の体に小さな穴を開けて行う手術支援ロボットを使用した手術は傷が小さく、従来の開胸 ・開腹手術に比べ患者への負担が大きく軽減されます。術後の痛みの軽減や、回復も早いため、入院期間も短くなるといったメリットがあります。最善のロボット支援手術を提供できるよう、診療科横断的に運営し、体制を整えていくことで、根治だけでなく、患者が早期に社会復帰ができるように取り組んでいきたいと考えています。

池田医学部附属病院長と髙尾教授と川口准教授 
池田 智明 医学部附属病院長
髙尾 仁二 教授(医学部附属病院 呼吸器外科)
川口 晃司 准教授(医学部附属病院 呼吸器外科)からの発表


♦RPAを活用した新たな業務運営DX −三重大学モデル−
財務部財務管理チーム調達室では、DXによる業務効率化を積極的に行っており、その中でもRPAを用いた運用コスト減を実現しています。また、この業務効率化の成果物であるRPAのフローを本学知財ガバナンス部門と協働し、パッケージ化することにより事務部門が生み出す新たなビジネスモデルとして価値を創出しました。今後はパッケージ化したものを有償提供し、全国の大学へ展開していくことを予定しています。

平山調達室長 
平山 亮 室長(財務部財務管理チーム調達室)からの発表