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地域学習「尾鷲高校まちいく」を開催しました

地域学習「尾鷲高校まちいく」では、地域が抱える課題(ミッション)について、その解決策を高校生自身で考えるプログラムを年間通して実施します。本活動を通して、高校生が地元地域の現状や地域資源等の発見・活用について深く考える機会を提供します。本活動は三重大学・尾鷲市・紀北町の共同事業として実施されます。高校生のサポート役として、南部地域出身の三重大学生も参画します。今年度で9年目となる、地域創生に向けた人材育成の取組です。
これまで1年間を通して、高校生はフィールドワークで地域の方々と交流しながら尾鷲市・紀北町の現状をよく理解し、グループワークにて地域課題解決案を考えてきました。2月13日(火)には、高校生による地域課題解決案の発表会が行われました。発表会には尾鷲高校の生徒、先生方、校長先生をはじめ、尾鷲市・紀北町の市長、町長、教育長、地域の方々に出席いただきました。

尾鷲市のミッションは「来年度に世界遺産登録20周年を迎える今、身近にある熊野古道を見つめなおし、後世へつなぐ持続的な保全と観光資源としての活用を考える」です。高校生からは、熊野古道の魅力を感じて移住されている方からの話をもとに、子どもにも伝わるような体験や絵本としての熊野古道の魅力提示ができるのではないかと提案がありました。また熊野古道のトレイルラン会場としての可能性について、提案がありました。

発表の様子発表の様子

紀北町のミッションは「魚まちの新たな魅力発掘による活性化」です。高校生からは、漁師体験や空き家活用した民宿をもとにしたサービスを提案し、尾鷲の魅力を知って発信してくれるお客さんを募れないかと提案がありました。また、かつて漁師は着物を着て夕方の時間にまち歩きしていたことを学び、これを体験できるようなサービスが展開できるのではないかと提案がありました。

発表の様子発表の様子

各提案について、高校生と参加者とで活発なディスカッションが行われました。最後に、尾鷲市長・紀北町町、尾鷲高校校長から講評をいただきました。