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工学研究科が2023年度JICA課題別研修「日本型工学教育を活用した高度産業人材育成」を開催しました

工学研究科が2023年度JICA課題別研修「日本型工学教育を活用した高度産業人材育成」を開催しました。本プログラムは3年間のプログラムで、本年度が最終年になります。12月4日(月)から12月15日(金)にかけ、カザフスタン 2 名、キルギス 1 名、モルドバ 1 名、トルクメニスタン 1 名、ウズベキスタン 2 名の研修生7名に対し、三重大学において対面で実施しました。12月4日(月)の冒頭に森香津夫研究科長と歓談の後、2週間にわたって、様々な講義内容や見学会が実施されました。12月7日(木)には、伊藤正明学長を表敬訪問し、三重大学との今後の交流が話し合われました。

本研修では、中央アジアの工学系大学の教員等を対象に、日本の実践的な工学教育の概要、高等専門学校及び工学系大学の教授法・カリキュラム・シラバス、産官学の連携の現状等に関する研修を行い、中央アジア諸国における高度産業人材育成の強化に貢献しています。
研修生からは「日本の工学教育を知ることができた」、「産学連携、就職システムなどが興味深かった」、「企業見学もあり、大変参考になった」などの感想もあがり、有意義な研修会となりました。

伊藤学長への表敬訪問工学研究科・森研究科長との歓談
  伊藤学長への表敬訪問             工学研究科・森研究科長との歓談


工学研究科・プログラム
12/1(金) プログラムオリエンテーション
     インセプションレポート
     三重大学工学研究科・金子聡
12/4(月) 三重大学キャンパスツアー
     日本・日本企業の特性、日本企業の人材育成
     三重大学工学研究科・横森万 
12/5(火) 日本の工学教育の概要
     鈴鹿医療科学大学・鶴岡信治 
     工学教育における医工連携
     三重大学工学研究科・晝河政希
12/6(水) 総合大学工学部の特徴・カリキュラム(三重大学を例にして)
     三重大学工学研究科・久保雅敬 
     高等専門学校の特徴・カリキュラム(鈴鹿工業高等専門学校を例にして)
     鈴鹿工業高等専門学校・甲斐穂高 
12/7(木) 工学教育における知的財産の重要性
     三重大学みえの未来図共創機構・狩野幹人
     工学教育における三重TLOの役割
     三重TLO ・加藤貴也・松井 純
12/8(金) 農学・生物系教育の特徴・カリキュラム(生物資源学部を例にして)
     三重大学生物資源学研究科・王秀崙
     JICAの高等教育協力における国際頭脳循環に係る取組み
     JICA・上田大輔
12/11(月) オンデマンドを利用した社会人リカレント教育・サイレッツについて
     三重大学工学研究科・佐藤邦夫
     三重大学工学部・工学研究科の研究室見学
     工学部4年生・大学院生とのディスカッション
12/12(火) 官(公設試験研究機関)と大学の連携による工学教育
     三重県工業研究所・増山和晃
     共同研究先の見学 その1「富士フイルムマニュファクチャリング㈱」
     三重大学地域活性化推進コーディネーター・田中貢
12/13(水) 工学教育における技術員職員の役割
     三重大学工学部・田村雅史
     共同研究先の見学 その2「宇部重工株式会社」
     三重大学工学研究科・川中普晴
12/14(木) 工業大学の特徴・カリキュラム(名古屋工業大学を例にして)
     名古屋工業大学・猪股克弘
12/15(金) 国別ディスカッション・成果報告会
     三重大学工学研究科・金子聡
     閉講式