複式学級指導の動画撮影を始めました

10月18日（水）、熊野市立新鹿小学校を訪問し、３・４年生（複式学級）における算数の授業を撮影させていただきました。
担任の先生の、1人1人に向けられる温かいまなざしが印象に残りました。

10月24日（火）には、鳥羽市立神島中学校を訪問し、1・2・3年生の3個学年の複式の音楽の授業の撮影を行いました。
T.T.による、学年の枠を超えた合同での鳥羽市音楽祭に向けての合唱練習中で、男声パートと女声パートがそれぞれ課題を設定し、分かれてパート練習を行っていました。少人数にも関わらず、部屋いっぱいに歌声が広がっていました。
全校生徒たち7人は、神島中学校の全教員も見守る中、音楽室中に響き渡る素晴らしい感情のこもった合唱を聴かせてくれました。

長年複式学級での指導にあたってみえた経験豊富な世代の先生方が大量に退職される時期を迎え、複式学級における効果的な指導方法について若手教員へとつなげていくことが大きな課題となっています。

三重大学教育学部では、三重県において複式学級を有する学校が増加している現状を踏まえ、少人数教育に関する入門講座の開設を検討しているところです。

今回、へき地・複式教育についての実践的研究を進めてみえる学校にお願いをして、実際の授業を撮影させていただき、学生等への指導や、指導方法の更なる工夫改善の研究に役立ていきたいと考えております。

詳しくは東紀州サテライトHPをご覧ください。
https://www.rscn.mie-u.ac.jp/higashikishu/kyoiku-g/news/post-115.html

https://www.rscn.mie-u.ac.jp/higashikishu/kyoiku-g/news/post-116.html