お知らせトピックス

定例記者懇談会

第47回定例記者懇談会を開催しました

11月2日(木)、「第47回三重大学定例記者懇談会」を三翠ホール・小ホールにて開催しました。定例記者懇談会は、本学の近況や教育・研究・診療など様々な活動を報道機関の方々に紹介するため、定期的に開催しています。

学長による事項説明 
伊藤正明 学長による事項説明
司会の松田学長補佐 田中理事による挨拶
左:司会の松田裕子 学長補佐、右:田中里沙 理事

今回は、以下の事項について発表を行いました。 

♦JST 令和5年度 共創の場形成支援プログラム 紀南オープンフィールド構想によるみどりのアントレプレナー共創拠点 が採択されました。
三重大学は、JST 令和5年度 共創の場形成支援プログラムに採択されました。共創の場形成支援プログラムとは、大学等が中心となって未来のありたい社会像(拠点ビジョン)を策定し、その実現に向けた研究開発を推進するとともに、プロジェクト終了後も、持続的に成果を創出する自立した産学官共創拠点の形成を目指す産学連携プログラムのことです。
本学の提唱するプロジェクトは、紀南地域を拠点とし、多様な若者が三重県紀南地域に集い、紀南地域をフィールドとして学ぶオープンフィールドと、自ら描いた将来像に向けて挑戦しそれを実現させるアントレプレナー共創の場の形成を目指します。「みどりのアントレプレナー」とは、紀南地域の持続可能な農業や自然環境の美しさ、歴史・文化の深みを「みどり」と表現し、この「みどり」に関する企業に挑もうとする地域人材と定義したものです。

酒井理事 岡島教授
酒井俊典 理事(社会連携担当)、岡島賢治 教授(生物資源学研究科)から発表  


♦野生でもイルカはあくびをしていた       
これまで、飼育下のハンドウイルカやジュゴンのあくびについて研究し報告を行ってきましたが、あくびという行為は飼育下特有の特別な行動である可能性が残されていました。
しかし、今回は、伊豆諸島御蔵島の野生のミナミハンドウイルカが水中であくびをしていたことを発見しました。野生のイルカのあくびの様子の成果をまとめ、報告します。

森阪教授 榎津客員研究員
森阪匡通 教授(生物資源学研究科)、榎津晨子 客員研究員(東京都立大学 ヘルスプロモーションサイエンス学域)から発表


♦三重大学教育学部家政教育コース×HOTEL VISON 学生の宿泊商品開発に関する成果報告
教育学部 家政教育 家庭経営研究室とヴィソンホテルマネジメント株式会社のコラボ企画として、学生による宿泊商品開発を行いました。本プロジェクトに参加した学生は、8月頃から、ヴィソンホテルマネジメント株式会社のHOTEL VISON(多気町)の視察を行い、それぞれのチームに分かれ、宿泊商品開発を進めました。10月25日(水)には、その開発商品の最終コンペティションが実施され、優秀商品が選ばれました。今回は優秀商品に選ばれた宿泊商品開発プランについて、紹介します。

村田准教授 家政教育コースの学生
村田晋太朗 准教授(教育学部)、教育学部家政教育講座の学生から発表         


♦次世代CT 『フォトンカウティングCT』の導入~世界初のシステム構築による高精度画像診断の活用~ 
三重大学医学部附属病院は、2023年8月に、国内で7台目となる次世代CTを導入しました。今回、導入した装置はフォトンカウンティングCTと呼ばれるもので、従来装置と比べて空間分解能が約10倍に向上し、画像ノイズも大幅に低減されます。
細い血管の狭窄や動脈硬化を診断できるだけでなく、がんの状態をより正確に評価できるため、附属病院における医療の質の向上および産学連携の研究開発を推進していくことを目指します。

佐久間教授、北川教授
写真右:佐久間 肇 医学部附属病副病院長・教授(医学系研究科 放射線医学)
写真左:北川 覚也 教授(みえの未来図共創機構)から発表

♦「三重パープルリボン2023 ウオーク&セミナーの紹介」
三重パープルリボンとは、紫色のパープルリボンは‟膵臓がん"を意識したawareness ribbon(アウェアネス・リボン)です。
三重大学医学部附属病院は、膵臓(すいぞう)がんの治療のカギを握る"早期発見"と"専門施設での治療"の大切さを皆さんと共有するとともに、膵臓がんと闘う患者さんやご家族にエールを送れるよう『パープルリボン ウォーク&セミナー2023 in 津』を当院および医学部構内で開催します。

20231102_第47回定例記者懇談会 (11)

岸和田 昌之 准教授(医学部附属病院 肝胆膵・移植外科)、三重パープルリボンのスタッフ及び学生から紹介