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表彰

大学院医学系研究科 免疫学 糖尿病・内分泌内科 安間太郎助教が難病医学研究財団から令和3年度医学研究症例助成を受賞しました

本助成は治療法が確立されていない難病の病態解明や治療法開発につながる研究に対して授与されるもので、昭和51年度から今回が第46回と歴史ある研究助成です。

安間助教らが以前より研究を行っている臓器線維症とは、コラーゲンなどの細胞間物質が過剰に沈着して臓器の機能不全をきたした状態で、有効な治療法がなく、先進国の疾患関連死亡原因の45%を占めるともいわれており、その対策は医学的な重要課題となっています。
このたび、研究を進めていく中で、肺線維症の病態に細菌叢由来のペプチドが関与することを発見し、そのペプチドが肺だけでなく様々な全身臓器の細胞を傷害することが明らかになりました。

安間助教は、「細菌由来ペプチドを標的とした治療により、臓器線維症をはじめとした難病を克服できるのではないかと考え、日々研究を続けています。」と話されました。

大学院医学系研究科 免疫学 糖尿病・内分泌内科 安間太郎助教

安間助教 贈呈書