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教育学部附属小学校6年C組(長井直己教諭・瀨古麻衣子養護教諭)と医学部附属病院救命救急センター(今井寛教授・伊藤亜紗実助教・富田泰成救急救命士)が連携授業を行いました

今回、教育学部附属小学校では、医学部附属病院救命救急センターと連携し救命救急の授業を行いました。1回目の授業では、人が倒れてから救急車が現場に到着するまでと、救急車が現場に到着してから人が回復するまでとの2段階に分けて学習しました。医学部附属病院とオンライン上でECMO(体外式膜型人工肺)や除細動器などの機器を紹介し、教室では救急救命士が心肺蘇生法の手順を紹介しました。2回目の授業では、6年C組の児童と今井教授、伊藤助教、富田救急救命士、帝釋敦仁医師、田山智子看護師、碇谷初音看護師の6名が体育館に集まり、心肺蘇生法や異物除去法、止血の仕方や担架での運び方の体験をしました。

救命の連鎖は、「心停止の予防」「早期認識と通報」「一次救命処置」「二次救命処置と心拍再開後の集中治療」とされています。小学校の通常授業では「早期認識と通報」「一次救命処置」を取り扱い、「心停止の予防」は他の単元で扱われています。しかし、「二次救命処置と心拍再開後の集中治療」については扱われていません。今回の授業では、医学部附属病院救命救急センターと連携することで、普段学ぶことが難しい「二次救命処置と心拍再開後の集中治療」も含め、救命の連鎖を一連の流れで学習することができ、児童と教職員の学びを深めることができました。


この授業の様子は、教育学部附属小学校の公開研究会でも紹介されます。
三重大学教育学部附属小学校 第40次公開研究会のご案内 こちら


〇授業を受けた児童の感想
・「病院まで命のリレーを繋げようと思いました。」(6年 川本 莉子さん)
・「緊急事態には,迷わず積極的に救急処置をしようと思いました。」(6年 平松 世有さん)

20211104_救命救急授業 (1)(人が倒れた時に自分がどうするかを考える児童)

20211104_救命救急授業 (2) 20211104_救命救急授業 (3)
(心肺蘇生法を学ぶ様子)            (異物除去法を学ぶ様子)