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2020年度三重ジュニアドクター育成塾報告会が行われました

3月13日(土)、三重大学講堂大ホールにおいて、「三重ジュニアドクター育成塾」の2020年度報告会および修了式が行われました。このプログラムは、三重大学が実施機関となり、三重県教育委員会や皇學館大学など23の機関と連携しながら、科学技術振興機構(JST)の支援を受け、小学5、6年生と中学1~3年生を対象とし、2018年度から始めて3年目となりました。プログラムは第一段階と第二段階があり、第一段階を修了した受講生の希望により選考を経て第二段階に進みます。

本年度の第一段階プログラムの受講生44名は、県内5会場(三重大学、伊賀研究拠点、東紀州教育学舎、皇學館大学、四日市大学他)のいずれかを選択し、毎月2回の講座を昨年5月23日の開講式から受講しました。そして、所定のプログラムを終えた38名が本日の最終報告会を迎えました。また、第二段階は継続を含めて18名(1年目13名、2年目5名)が研究報告しました。
感染防止対策を十分に考慮して報告会開催計画を進め、受講生の他は受講生の保護者の方々、このプログラムに関わってくださっている三重大学や皇學館大学の教員と学生に限りましたが、120名以上の参加者となりました。
コロナ禍の影響がある中で、受講生は今年度行った自由研究や、このプログラムで学んで興味をもった課題について研究した成果をまとめ、5分間の発表時間でわかりやすく報告してくれました。

発表の様子発表の様子


報告の後、三重県教育委員会の尾上修一課長補佐から、「日常の生活の中での疑問や環境問題など幅広いテーマに取り組んだ研究成果をさらに深めるとともに、学校でも多くの人に科学の楽しさや面白さ伝えてくれることを期待しています」と研究手法や今後の課題を含めた講評がありました。

参加者の様子
参加者の様子
県教育委員会・尾上課長補佐
県教育委員会・尾上課長補佐からの講評


続いて、地域イノベーション研究科の三宅秀人研究科長より受講生代表に修了書が授与され、「ドクターとは研究をしてその分野を深めている人であり、結果が普遍的であることをどうやって証明するかが大事です。科学技術は人文社会分野と関係するので、多くのことに興味をもって本を読んで知識を身につけて社会のことを考えられるようになってください」とお祝いの言葉と今後の研究へのアドバイスがありました。

修了書授与
修了書授与
三宅研究科長
三宅研究科長からの祝辞


閉会後には、修了生一同の記念撮影を行いました。修了生は「三重ジュニアドクターネットワーク」で交流を続けるとともに、修了生の多くは第二段階プログラムでさらに研究を行い、科学コンテスト参加や研究会での発表を目指します。高校に進学する修了生は、高校での課題研究で、学んだ経験をもとに活躍されることでしょう。

記念撮影 集合写真

記念撮影