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令和2年度「みえ風水害対策の日シンポジウム」を開催しました

 9月27日(日)、玉城町保健福祉会館ふれあいホールにおいて、適切な感染防止対策を行ったうえ「みえ風水害対策の日シンポジウム」を開催し、150名が参加しました。
 今年は、令和2年7月豪雨や、平成30年7月豪雨、県内にも被害をもたらした平成29年台風第21号を振り返り、「風水害から身を守るには何が必要か?」をテーマに私たちが風水害に対して気をつける点や地域で取り組む防災・減災対策について考えました。
※三重県では、伊勢湾台風が襲来した9月26日を「みえ風水害対策の日」と定め、防災対策への理解と一層の充実を図るため、毎年風水害に対するシンポジウムを開催しています。

はじめに、鈴木英敬三重県知事及び辻村修一玉城町長から開会の挨拶がありました。

開会挨拶 会場の様子
開会挨拶                    会場の様子

 続いて、愛媛大学大学院理工学研究科教授・防災情報研究センター長 森脇亮氏から「気象情報から近年の激甚化する風水害への対策を学ぶ」と題した基調講演がリモート出演により行われました。近年の大規模な風水害では逃げ遅れによる被害が多く発生しているため、避難のタイミングを逃さないよう地域の方々と一緒にタイムラインを作る重要性を講演していただきました。


基調講演
基調講演

 次に、「地域で考える風水害対策 ~平成29年台風第21号を振り返り、必要な備えや対策を考える~」と題して、本学工学研究科の川口淳准教授のコーディネートにより、パネルディスカッションを行いました。パネリストとして塩津安政氏(津地方気象台長)、辻村修一氏(玉城町長)、水木千春助教(本学地域圏防災・減災研究センター)、奥川直人氏(原区自主防災会(玉城町)会長)、松山稔氏(玉城町防災ボランティア代表)、大峪やす子氏(津本地区自主防災会(紀宝町)防災士)にご登壇いただき、コメンテーターとして森脇亮氏(愛媛大学)がリモート参加しました。
 地域の自主防災会等や行政における平時や災害時の活動紹介や、感染防止対策を考慮した適切な避難の考え方や避難所での対応方法についても検討しました。

 最後に、みえ防災・減災センター緒方正人センター長が閉会の挨拶を行いました。

パネルディスカッション 閉会挨拶
  パネルディスカッション                閉会挨拶 

 なお、防災・減災啓発展示等として、「三重県立図書館による防災、減災関連本の貸出」、「地震体験車による地震体験」、「みえ防災・減災アーカイブ紹介」、「防災、減災に係る各種パネル展示」を行いました。

展示の様子 地震体験車
展示の様子                    地震体験車