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三重ジュニアドクター育成塾の開講式および特別講義が開催されました

5月23日(土)、「三重ジュニアドクター育成塾」の開講式がオンラインで開催されました。
三重ジュニアドクター育成塾は、科学研究に強い関心と潜在的な才能をもつ小学5年生から中学3年生を対象として、観察・実験講座の実施や探究活動の支援をして未来の科学者を育成しようとするプログラムで、JSTの支援を受けて2018年度よりスタートしました。1年間の第一段階プログラムを受講の後、さらに研究意欲の高い受講生は第二段階プログラムとして大学教員が指導を個別に受けながら研究を進めます。
本年度の第一段階受講生は44名で、第二段階受講生は19名です。第一段階の講座は三重県内5地区の会場(三重大学、伊賀研究拠点、東紀州教育学舎、皇学館大学、四日市大学他)に分かれて受講しますが、新型コロナウィルス感染症の影響で対面講座は8月以降となり、7月末までは、オンラインで実施します。このプログラムの開始当初から、moodleを活用した資料配布やレポート提出など、オンラインの活用を整備してきたため、5地区すべての受講生を対象にしたオンライン講座の計画を立てることができました。
zoomを用いたオンライン講座ははじめてであったことから、受講生とは事前にテストや個別対応を行ってきました。地域理数教育推進室の皆さんや講座担当の先生方のご協力によって、23日は午前中に第二段階の開講式、午後は第一段階の開講式と特別講座を実施することができました。 
第一段階の開講式では、山本俊彦理事・副学長よりビデオメッセージをいただきました。先生からは「ジュニアドクター育成塾で、皆さんの思いや夢を実現するように様々な活動を進めてください。今はやりたいことをすぐにできないことが多いと思いますが、頑張って、すばらしい結果や成果を手に入れることを期待しています。」と激励の挨拶がありました。

山本俊彦理事・副学長

開講式終了後、教育学部の中西良文教授による特別講義「科学的探究のためのコミュニケーション力を考える」が行われました。zoomを用いたグループ活動を行うにあたり、12グループに分けて各グループにメンター(受講生のサポートとファシリテート)がはいり、課題について取り組み、グループごとのまとめを全体で共有しました。メンターとなった学生や小中学校教諭により、受講生は活発に発言をしていました。中西先生の講義の途中でも、チャットで「わかりやすい」、「なっとく」、などのコメントが次々と書き込まれました。たくさんの質問に対して中西先生からの丁寧な回答してくださると、チャット欄は先生への賛辞でいっぱいでした。
第一回目のオンライン講座でしたが、地域理数教育推進室の皆さんの行き届いた準備とメンターの皆さんのおかげで、対面講座と変わらないほど活気に満ちた講座となりました。

教育学部の中西良文教授による特別講義科学的探究のためのコミュニケーション力を考える