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「MIRAISE会議」立ち上げに先立ち、外部有識者による勉強会を開催しました

令和7年8月21日(木)、三重大学本部管理棟会議室において「MIRAISE会議」立ち上げに先立ち、大学改革支援・学位記授与機構 服部泰直機構長をお招きし、「国立大学法人を取り巻く社会情勢と大学改革~最近の議論から改革の方向性を考える~」勉強会を開催いたしました。

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「MIRAISE会議」とは2040年を見据えて、三重大学のあるべき姿から今検討するべき課題を議論することを目的に立ち上げました。

服部機構長からは、国立大学法人を取り巻く社会情勢について多角的な視点からお話をいただきました。特に印象的であったのは、大学がこれからも社会に信頼され、存在意義を発揮していくためには、学内の議論だけでなく、地域や企業、卒業生など幅広いステークホルダーからの意見を丁寧に汲み取り、一般社会からも評価される大学を目指さなければならないという点です。
また、各大学法人の強みや特色を理解しつつ、それぞれの高等教育機関同士が積極的に連携することの重要性も強調されました。これまで以上に時代の変化が激しくなる中で、新しい価値を創造できる人材を育成することこそが、社会から大学に寄せられている大きな期待であることを改めて認識いたしました。

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今回の勉強会を通じて、改めて教職員・学生を含む構成員一人ひとりが改革の担い手であるという意識を共有し、実行に移していくことであると感じております。これからも三重大学が2040年に向けて持続的に成長し、社会に必要とされる大学であり続けるために、未来を見据えた議論と実践を積み重ねてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

次回は8月27日水曜日、三重県の服部浩副知事から今後の三重県の産業を含めた方向性についてお話しいただきます。

最後に、三重大学の未来構想の出発点にあたり、貴重なご講演を賜りました服部機構長に心より感謝申し上げます。