三重大学における新型コロナウイルス感染症クラスターの発生について(学長メッセージ)
三重大学 学長 伊藤正明
三重大学における新型コロナウイルス感染症クラスターの発生について
この度、本学の学生の複数名が新型コロナウイルスに感染していることが判明し、三重県によりクラスターに認定されました。地域の皆様、ご関係者の皆様にご心配をおかけしておりますことを深くお詫び申し上げます。
クラスターとなった感染の経路は、保健所の調査により、対象の学生が参加していた校外での複数名の飲食や旅行である可能性が高いと見られています。また今回感染が判明した学生の濃厚接触者と判断された全員は自宅待機をしており、順次PCR検査を受けております。検査結果につきましては、わかり次第ご報告してまいります。
4月から、本学の卒業生が各地様々な場所で新たな門出を迎えております。この時期に本学において新型コロナウイルスの感染者が発生したことで、卒業生たちを様々な形でお迎えいただくご関係者様には大変ご心配をおかけしておりますが、現在当該感染者の濃厚接触者はほぼ確定できている状況にございます。何卒、ご理解の上、本学の卒業生たちの門出を温かくご支援いただきますよう心よりお願い申し上げます。
また、まもなく多くの新入生が本学で入学式に臨みます。今年度は、新型コロナウイルス感染防止を徹底するとともに、キャンパスでのリアルな学生生活の意義にも配慮し、授業はオンラインと対面を組み合わせて安全に実施できるよう、職員が全力で準備を行っております。新入生の皆さん、また送り出されるご家族様には、安心して入学式をお待ちいただければと思います。
感染防止策に関する学生への周知をはじめ、全学的な感染予防・拡大防止を徹底できるよう、今後も継続的に対策を行ってまいります。
感染が判明した学生の回復を祈るとともに、本学の卒業生および在学生、新入生が希望に満ちた新年度を迎えられることを祈念しております。何卒ご理解、ご協力のほど切にお願い申し上げます。