三重大学研究データ管理・公開ポリシー

2024年3月26日
役員会決定

(趣旨)
 三重大学(以下「本学」という。)は、基本理念とともに、研究目標として掲げる「世界に貢献する特色ある先端研究、地域に根ざしたオンリーワン研究、社会課題の解決につながる応用研究、さらに未来を拓く多様な基礎研究に取り組み、国際性と高い倫理性を備えた研究活動を行う」ことを使命としている。
この使命の具現化を目指すうえで、研究データは、社会の未来を拓くための貴重な資源であるとともに、研究の公正性や質を担保する上で重要である。
本学と社会の発展に資する研究の価値を高め、国際的な水準の研究を推進するために、研究データの適切な管理と保存、その公開によって利活用促進の重要性を認識し、本学における研究データ管理・公開ポリシー(以下「ポリシー」という。)を以下のとおり定める。

(研究データの定義)
1.本ポリシーにおける「研究データ」とは、本学の研究活動の過程で研究者によって収集または生成された情報を指し、デジタル・非デジタルを問わない。

(研究者の定義)
2.本ポリシーが対象とする研究者は、本学の教職員、研究員、学生など、本学において研究に携わる全ての者をいう。

(研究者の権限と責務)
3.研究者は、法令や関係する学内外の規則、倫理的要件に従い、自らが収集または生成した研究データを適切に管理する権限と責務を有する。

(研究データの公開)
4.研究者は、研究分野の特性を考慮し、法令、本学の規程その他規則の範囲内において、可能な限り研究データを社会に公開し、その利活用を促進する。

(大学の責務)
5.本学は、研究者が行う研究データの管理、公開及び利活用を推進する環境を整備し、支援する責務を有する。

(ポリシー見直し)
6.社会や学術状況の変化に応じて、適宜本ポリシーの見直しを行うものとする。