帰国時自宅待機期間の変更及び国内感染発生地域(※)からの通学通勤と当該地域への出張・訪問について(至急連絡・第9報)

平成21年5月21日(12:00現在)

三重大学学生、教職員及び全ての関係者各位

新型インフルエンザ対策本部
本部長 内田 淳正

帰国時自宅待機期間の変更及び国内感染発生地域(※)からの通学通勤と当該地域への出張・訪問について(至急連絡・第9報)

標記のことについて、5月15日付け通知(第6報)により、メキシコ、米国本土、カナダからの帰国者(渡航者)については帰国後7日間自宅待機を して頂くようお願いしたところですが、既に国内発生を認めていること、また今回の新型インフルエンザが弱毒性とみられること等を考慮し、対策本部にて検討 の結果、帰国時の取り扱いを下記の通りとします。

なお、今後とも状況に応じて取り扱いを見直す場合がありますので、本学ホームページ等での情報に十分ご留意願います。

各部局におかれましては、学生・教職員への周知について、引き続きよろしくお願いします。

  1. 海外からの帰国者(渡航者)については、全て自宅待機の必要はないものとします。(メキシコ、米国、カナダを含む発生国並びに発生国以外の国も全て同様とします)

    ただし、本学HPに掲載している健康状況調査票の様式を参考に、帰国した日から7日間健康観察し、発熱や咳等のインフルエンザ様症状があれば自宅待機の上、速やかに発熱相談センター窓口(別紙)へ必ず電話で相談し、医療機関での受診などの指示を受けてください。また、発熱相談センターへの相談後は、本学連絡先(別紙)へも報告してください。

  2. 国内感染発生地域(※)からの通学通勤については、人混みを避ける、マスク着用、うがい・手洗いなどの感染予防対策の励行をお願いします。当該地域への出張・訪問等については、引き続き自粛ないし延期をお願いします。

    また、本学HPに掲載している健康状況調査票の様式を参考に健康観察し、発熱や咳等のインフルエンザ様症状があれば自宅待機の上、速やかに[PDF]発熱相談センター窓口(別紙)へ必ず電話で相談し、医療機関での受診などの指示を受けてください。発熱相談センターへの相談後は、本学連絡先(別紙)へも報告してください。

    なお、各地域の保健所など行政機関が行う積極的疫学調査により、発症者との濃厚接触者と判定された場合は、7日間の自宅待機とし、[PDF]本学連絡先(別紙)へも報告してください。自宅待機中は健康監視の対象となりますので、保健所等の指示に従ってください。

国内感染発生地域(※)(「患者や濃厚接触者が活動した地域等」の範囲)(5月20日18:00現在)

兵庫県神戸市の全域、兵庫県芦屋市の全域、兵庫県明石市の全域、兵庫県西宮市の全域、兵庫県尼崎市の全域、兵庫県伊丹市の全域、兵庫県川西市の全 域、兵庫県宝塚市の全域、兵庫県三田市の全域、兵庫県加古郡播磨町の全域、兵庫県加古郡稲美町の全域、兵庫県加古川市の全域、兵庫県高砂市の全域、兵庫県 姫路市の全域、兵庫県豊岡市の全域、兵庫県養父市の全域、兵庫県朝来市の全域。兵庫県美方郡香美町、兵庫県美方郡新温泉町の全域。大阪府大阪市の全域、大阪府豊中市の全域、大阪府池田市の全域、大阪府吹田市の全域、大阪府高槻市の全域、大阪府茨木市の全域、大阪府八尾市の全域、大阪府箕面市の全域、大阪府 三島郡島本町の全域、大阪府豊能郡能勢町の全域。滋賀県大津市の全域、滋賀県草津市の全域。

また、特に中学校及び高等学校の在校生に新型インフルエンザの感染者が増加している状況に鑑み、広めの地域で中学校及び高等学校の臨時休業を要請することが適当と考えられることから、中学校及び高等学校の臨時休業の要請に限り、「患者や濃厚接触者が活動した地域等」の範囲を兵庫県の全域、大阪府の 全域とします。

これらの地域の他に、東京都八王子市、神奈川県川崎市で感染が確認されています。

参考資料

神戸市における新型インフルエンザ43例の臨床像(暫定報告、5月19日現在)

入院時の症状と頻度
38℃以上の高熱 約90%
倦怠感、熱感、咳、咽頭痛 60~80%
鼻汁、鼻閉、頭痛 約50%
嘔吐や下痢 約10%
結膜炎 7%

インフルエンザ迅速検査:43例中 陽性は23例(53.5%)で20例(46.5%)は陰性であった。(発症から検査までの期間が短いと陽性にならない。)