会長挨拶

急逝された矢谷隆一前会長のご遺志を引き継ぎ、全学同窓会の活動を軌道に乗せよう。

三重大学全学同窓会が平成20年10月4日に開催された設立総会において発足し、約2年半が経ちましたが、会長をお引き受けいただいた元学長の矢谷隆一先生が、全学同窓会の活動をまさに軌道に乗せようとされておられた矢先の平成23年5月21日に急逝されましたことはほんとうに残念に思います。

この度、矢谷隆一会長の後任として、全学同窓会会長の就任のお話が小生にありましたので、現在東京に在住していることから、皆様にご迷惑をおかけすることになろうかとは思いましたが、学長職につきましても、矢谷元学長の後任として務めさせていただいたこともあり、お引き受けすることといたしました。

ところで、矢谷前会長のご就任の挨拶文には以下のようなことが書かれております。

「私は、宿年の課題でありました三重大学全学同窓会の発足にあたり、同窓生相互の親睦と交流をはかり、三重大学との密接な連携によって、三重大学全同窓生にとって有益な活動をもたらすべく設立された全学同窓会の成長を願い、会長を引き受けることに致しました。

三重大学は、これまで多くの有為な人材を輩出し、地域社会にも多大な貢献をしてまいりました。法人化により、地域圏大学としての役割はますます重要になってきております。三重大学がそのような使命を果たすためには、学部を越えた同窓生との不断のコミュニケーションを維持することが求められます。なぜならば、複雑化した現実社会に発生する諸問題の解決や新たな知見の創出には、大学内外における三重大学関係者間の専門分野を超えた協力や交流が必須であるからです。全学同窓会はそのような協力や交流の実現を促進するためにも必要なものであります。三重大学が国内外における有数の大学として発展できるよう、全学同窓会は三重大学を積極的に支援したいと思います。

全学同窓会は、同窓生との交流を従来から推し進めてきた各学部の同窓会の連合組織として生まれました。今後は学部同窓会との協力の下に、全学的な範囲で、同窓生への各種サービス、例えば、三重大学の諸活動に関する情報提供、ホームカミングデイの実施、三重大学が有する知的資産や施設等の利活用への便宜、などにも意を用いることにしたいと考えております。また、三重大学の在学生や教職員の修学就職活動・教育研究活動に対する支援を可能なかぎり実現し、同窓生と在学生との交流の推進も図る所存です。さらには、海外で活躍する同窓生や帰国留学生による海外組織との連携ももちろん積極的に推し進める必要があろうかと考えます。」

私の考えるところも、この矢谷先生のお言葉とまったく同じです。法人化第一期は、皆様のご協力により三重大学はなんとか乗り切ることができましたが、現下の国政の状況を見ておりますと、今後、国立大学、特に地方大学はさらに厳しい環境におかれると思います。そのような状況の中では、全学同窓会活動の重要性はますます大きくなると考えます。

 

同窓会活動は同窓生の皆様のご協力なくしては何もできません。同窓生お一人おひとりが主役です。三重大学同窓生の皆さん、矢谷先生のご遺志を引き継いで、ぜひとも全学同窓会の活動をしっかりと軌道に乗せていこうではありませんか。

平成23年6月13日

三重大学全学同窓会 会長
豊田 長康