センター試験の風物詩
1月17日(土)は大学入試センター試験第一日目、私も朝からずっと大学に詰めていました。今日は幸い良 い天気で、大学正門を入ったところには、多くの高校の先生や先輩たちがのぼりを立てて、受験生を励ましていました。昨年もブログ(08年1月21日)で紹介しましたが、この毎年恒例となっている情景は、受験シーズンの本格化を告げる風物詩になっていますね。
さて、毎年トラブルが問題となっているのが英語のリスニングテストですが、三重大の会場では3290人が受験し、直前のチェックで3台を取り換えましたが、試験が始まってからは1台もトラブルはなく、再開テストはなしでした。私も実際にリスニングの装置で聞いてみたのですが、非常にクリアに聞こえました。今年は、機械の改良や操作の周知徹底の効果が出たのではないかと期待したのですが、23時のasahi.comにアクセスしてみ
ると、再開テストの対象者は昨年の181人を大きく上回って253人になったとのことです。
これだけ一生懸命やっていただいてもエラーを0に近づけることは不可能なんですね。これは、どんなことでも、ある頻度で必ずエラーが起こると考えて行動しないといけないということを私たちに教えてくれていると思います。 そして、エラーの頻度をある程度を超えて低くするには、少し低くするだけでも、ものすごい労力とお金が要るということでしょう。入試ミスや医療事故についても同じことが言えると思います。
受験生の皆さん、あと一日がんばってくださいネ。試験の監督をする教職員の皆さんもたいへんですが、どうぞよろしくお願いいたします。