志摩ヨットハーバーでの"社長学生"さんとの出会い
~美し国三重シリーズ(1)~
読者から、三重大のことだけでなく、三重県のすばらしさもブログに書いてほしいという要望があったので「美し(うまし)国三重シリーズ」として、時々、書いてみることにします。
さっそく、4月27日に南伊勢町五か所湾にある「志摩ヨットハーバー」に初めてお邪魔をいたしました。これは、私にヨットの趣味があるからというわけではなく、阪大医学部の私の先輩で、このヨットクラブの会員である千葉さんから、「海開きの前夜祭のパーティーがあるので一度見に来ない?」とさそわれて、参加することになったものです。
車で伊勢自動車道の玉城インターから“サニーロード”をどんどんと南下すると、20分くらいで最後のトンネル「龍仙トンネル」につきますが、それを抜けると、志摩地方特有の明るい日差しと、眼下に海の景色がパーっと広がり、別世界に入った感じがします。
突き当たりを左にまがり、県立南伊勢高校南勢校舎の方へ右にまがって、五か所湾の真ん中につき出ている半島に入っていきます。この半島には、うなぎの養殖の研究で有名な「(独)水産総合研究センター養殖研究所」があり、以前にその見学のために足を踏み入れたことがあります。養殖に成功したうなぎの稚魚に感激するとともに、国からの予算削減のために涙ぐましい経費の節減をされておられたことを覚えています。

美術館のあるところをすぎ、「志摩ヨットハーバー」への細い道を入っていくと、たくさんの係留されているヨットが見えてきました。美しい入り江にヨットが並んでいる光景は、まぶしい気品を感じさせるすばらしい景観です。三重県には60くらいのヨットハーバーがあるそうですが、その中でもこのクラブは石原慎太郎さんを会長として昭和47年に創られた名門のヨットクラブとのことです。
海の仲間の皆さんとお話をしていると、人と人との輪がいろいろなところでつながっていることがわかり、世間は狭いものだと改めて思いました。その中でも思いがけない出会いは、三重大の医学系研究科に入学された医薬関係の中堅 企業の社長さんがお二人いらっしゃったことです。実は最近、三重大の医学系研究科では「バイオメディカル創業プログラム」(詳細はこちら)というコースをつくり、研究開発力 とマネジメント力の両方を兼ね備えた人材、特に、ベンチャーや地域中堅企業の 中核となる人材を育成しようとしています。そのお二人の社長さんは、おどろいたことに、社員ではなくまず社長さん自らが率先して入学し、三重大の学生になられたというわけでした。三重大では、このような新しい大学院を、今後、他の分野にも拡大したいと思っているところです。
さて、翌日の日曜日はすばらしいヨット日和となりましたが、私は残念ながら次の会合の予定があり、早々に帰らねばなりませんでした。千葉さんから三重大ヨット部の学生さんへの、「ぜひ志摩ヨットハーバーと交流しましょう。」というメッセージをいただき、次の会合でのあいさつでいったい何をしゃべろうかと考えつつ、美しいヨットハーバーをあとにしました。