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魚類に由来するメッセンジャーRNAを水から検出することに成功

2020.12. 7

研究の概要


龍谷大学先端理工学部の山中准教授らの研究グループは、神戸大学大学院人間発達環境学研究科の源利文准教授、三重大学大学院医学系研究科の島田康人講師らとの共同研究で、環境水中に浮遊している魚類由来のRNA(環境RNA)試料から、メッセンジャーRNA(mRNA)の検出(タイピング)が可能であることを世界で初めて実証しました。

同じく環境中に含まれるDNAを分析対象とした環境DNA分析では「どのような生物が生息しているのか」を検出することができ、近年環境調査で利用されるようになってきました。mRNAは生物の生理状態や成長段階に応じて発現パターンが変化するため、mRNAを環境水中から検出できれば、将来、野生生物の健康状態や水産重要種の成長の状況などDNAからでは読み取れなかったより詳細な生物情報を「水から」取り出せるようになるかもしれません。

本研究は脊椎動物由来の環境RNAを対象としてmRNAの検出が可能であることを実証した初の報告例となります。本研究の成果は、研究を主動した大学院生である釣健司さん(龍谷大学理工学研究科修士課程2年)を筆頭著者として、オンライン科学誌Environmental DNA(Wiley社)で12月4日に公開されました。

詳しくはこちらをご覧ください。



研究者情報


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医学系研究科 講師

島田 康人(Yasuhito Shimada)

専門分野:薬理ゲノミクス・バイオインフォマティクス

現在の研究課題:肥満・癌モデルゼブラフィッシュを用いた創薬研究