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線維芽細胞からマクロファージの作製する技術を開発

2026.9.14

研究の概要


大学院医学系研究科の山根利之准教授らは、マウス線維芽細胞に1つの転写因子遺伝子Pu.1を導入することで、線維芽細胞が血液細胞の一種で生体において病原体などの異物の除去や免疫応答に関わっているマクロファージへ分化転換することを明らかにしました。また導入する転写因子遺伝子を追加することで、骨のリモデリングやカルシウム代謝に関わる破骨細胞や、脳や脊髄で免疫応答や神経細胞のシナプス剪定に関わっているミクログリアを効率よく線維芽細胞から分化させられることを示しました。さらにヒト細胞へ応用することで、ヒト線維芽細胞から食作用を持ったヒトマクロファージの分化させることにも成功しています。
この成果は、2026年9月9日付「Cellular and Molecular Life Science」誌に掲載されました。
マクロファージ系譜は様々な疾患に関わっています。この技術を応用することで多様な疾患のモデル細胞の作出が期待でき、ドラッグスクリーニング、個別化医療における薬物試験など様々な応用が考えられます。

本プレスリリースの本文は「こちら」


研究者情報


   

20260914_山根利之先生.jpg

医学系研究科 
幹細胞発生学分野 准教授

山根 利之(YAMANE Toshiyuki)
専門分野:幹細胞生物学、免疫学、発生学

現在の研究課題:
・造血細胞、免疫細胞の発生機序の解明

・造血細胞、免疫細胞の自己複製機構の解明
・リプログラミングによる造血細胞、免疫細胞の作製法の開発