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世界初の中波長紫外線(UV-B)領域の半導体レーザを発明

2020.3.13

研究の概要



 三重大学地域イノベーション学研究科の三宅 秀人教授を含む、名城大学の岩谷素顕准教授らおよび、旭化成株式会社の共同研究グループが世界初の中波長紫外線(UV-B波長領域)半導体レーザを発明しました。

 半導体レーザはレーザ光を生み出す装置のうち、小型・高効率・低消費電力など優れた性能を有していることから、レーザ光の社会実装に大きく貢献しています。
 今回開発された中波長紫外線(UV-B波長領域)半導体レーザは、これまでに実用化された赤外線・赤色・緑色・青色レーザに比べ、より波長が短くエネルギーが大きいことから、その実現が強く望まれていました。医療・バイオサイエンス・科学・殺菌・工業用途など多くの分野での応用が見込まれ、特に生体に対しての影響が大きいという性質からDNAシーケンサーや皮膚治療など他の波長域ではできないような新しい応用が期待できます。

 この半導体レーザには、三重大学の三宅教授が開発した窒化アルミニウム(AIN)テンプレートが用いられています。

 詳しくはこちらをご覧ください。



研究者情報


三重大学えっくす

地域イノベーション学研究科 教授

三宅 秀人(Hideto Miyake)

専門分野:半導体工学 化合物半導体の結晶成長

現在の研究課題:窒化物半導体のナノ構造制御