5G アンテナ計測用 光電界センサの開発

2019.9.24

研究の概要


工学研究科の村田 博司教授が、産業技術総合研究所・株式会社精工技研と共同で「5Gアンテナ計測用 光電界センサ」を開発しました。

「5G」は「5th Generation」の略称で、第5世代移動体通信技術を指します。現在は4G/LTEが一般的ですが、次世代の通信技術である5Gは、4G/LTEの約100倍にもなる通信速度で超低遅延のデータ通信を行うことができ、かつ多数の端末による同時接続が可能です。これにより2時間の映画を3秒でダウンロードすることや、自動車の自動走行の実現ができるようになります。

この5Gに対応するべく開発された世界初のセンサが、「5Gアンテナ計測用 光電界センサ」です。この光電界センサは長さが約3cm、厚さが約5mmとコンパクトながら、外部電源も必要なくこれひとつで電波を受信し、光信号に変換することが可能です。

村田教授(三重大学)が開発の上で特に力を入れられたのが、「受信した電波を増強する技術」です。光電界センサの中に小さなアンテナと共振器という装置を組み込むことで、受信した電波を約400倍に増強することに成功しました。これにより高効率で光信号への変換が可能となります。

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研究者情報


村田先生20190725

工学研究科 教授

村田 博司(Murata Hiroshi)

専門分野:光エレクトロニクス、マイクロ波フォトニクス、光・無線融合通信システム

現在の研究課題:

1. 5G 無線のためのフォトニックベースフロントホールの研究

2. 5G/IoT無線システムのための無線・光融合デバイスの開発

3.マイクロ波フォトニクス技術を用いたインフラ非破壊計測・診断技術

4.可視レーザーのディスプレイ・照明応用技術とIoTシステムの開発