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ゼブラフィッシュ研究を加速する画像解析アプリを学生が開発

2019.5.24

研究の概要



医学部5年生の山本大貴さんと医学系研究科の島田康人講師がゼブラフィッシュの研究を加速する画像解析アプリを開発し、国際学会誌Zebrafish Journalに掲載されました。


ゼブラフィッシュはメダカのような小型魚類で、脊椎動物として臓器の構造・ゲノム配列がヒトと似ていることから世界中でネズミやウサギに替わる安価な実験動物として使用され、様々な疾患モデルが作られています。


優秀な実験動物であるゼブラフィッシュですが、実験工程のひとつである画像解析作業に手間と時間がかかることが問題でした。画像解析を行うソフトは無料のものも有料のものもありますが、無料の画像解析ソフトは使い勝手が悪く、有料のものは高価であるというデメリットがあります。


それを覆すべく開発されたのが無料の画像解析ソフト「ZF-Mapper」です。
ZF-Mapper」は1枚ずつ手作業で解析を行う必要があった従来の無料ソフトとは異なり、解析したい画像を何枚でもまとめて処理することが可能です。また、その他にも実験の際に有用な機能を複数備えています。


「ZF-Mapper」は現在GitHub(https://github.co.jp/)というサイトでソース公開・無料配布されています。
"シンプルな使いやすいソフト"をコンセプトに開発された「ZF-Mapper」の操作は簡単なものとなっていますが、使い方を解説する動画も同サイトでご覧いただけます。(ダウンロードはこちら


詳しくはこちらをご覧ください。



 

研究者情報


20190418_定例記者懇談会・情報交換会(望遠) (33)

医学系研究科 講師

島田 康人(Yasuhito Shimada)

専門分野:ヒト疾患モデル構築およびその利用による治療薬探索研究、肥満(内臓脂肪・糖尿病・脂質異常症)・腸内細菌叢解析、天然物創薬・抗がん薬開発、インフォマティクス等

現在の研究課題:ヒト疾患ゼブラフィッシュを用いた創薬研究



20190418_定例記者懇談会・情報交換会(望遠) (47)

医学部5年生

山本 大貴(Daiki Yamamoto )