グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

栗真町屋地区耕作放棄地解消のための産学官連携プロジェクト

2019.10. 4

研究の概要


三重大学では栗真町屋地区耕作放棄地解消のため、地域創生戦略企画室・生物資源学研究科の坂本 竜彦教授をプロジェクトリーダーとする「チームMACHIYA」による産学官連携の耕作放棄地対策プロジェクトが始動しています。

三重大学のすぐ北側に位置する栗真町屋地区には約40haの農地がありますが、そのうち16.5haが放棄地となっていました。これを解消するために立ち上げられた当プロジェクトの主な活動内容は以下のとおりです。

1.津市、地域住民、企業、大学による産学官による協議会開催

2.農地の現状調査(面積、耕作地、除草のみ、完全放棄など)

3.モデル地区での耕作・地区ブランドの創出

4.農家・地権者情報の集約、データベース化(地区・津市との協同)

5.中間農地整備機構等全国の先進事例の調査

6.大学連携による集約農地利活用のプロジェクト立案、大型競争的資金の獲得


「チームMACHIYA」は生物資源学研究科、地域人材教育開発機構、地域創生戦略企画室の教員と、農業系学生サークル(公認サークル)の「Meiku(メイク)」、「農らく」、「三重創生ファンタジスタクラブ」から構成されています。


令和元年度は津市の対策予算を利用して開墾し、モデル地区として作物の栽培や農地の調査などを行い、町屋地区の特産品(町屋ブランド)の栽培・開発に取り組みました。


今後は、地元地権者・農業者でつくる「町屋地区荒廃農地対策協議会」と連携し、中間農地整備事業などのより大きなプロジェクトを考案していくことが計画されています。


詳しくはこちらをご覧ください。

 

研究者情報


20190725_第35回定例記者懇談会(望遠1) (48)

生物資源学研究科 教授

坂本 竜彦(Tatsuhiko Sakamoto)

専門分野:持続可能な地球システム学

現在の研究課題:

持続可能な地球システム

自然エネルギーの地域内循環システム

バイオマスエネルギーのポテンシャル評価に関する基礎研究

持続可能な第一次産業に関する総合的施策

20190725_第35回定例記者懇談会(望遠1) (52)

生物資源学研究科 准教授

飯島 慈裕(Yoshihiro Iijima)

専門分野:自然地理学、寒冷圏陸域の学際共同研究、大気ー陸面相互作用研究

現在の研究課題:

東シベリア永久凍土荒廃とその自然・社会的影響

降水衛星の寒冷圏での地上観測検証とその応用

モンゴルでの乾燥地災害学の体系化

中部山岳地域の温暖化と高山植物への影響

20190725_第35回定例記者懇談会(望遠1) (56)

生物資源学部 2年 農業系学生サークルMeiku所属

川本 千景(Chihiro Kawamoto)