三重大学の科学研究における行動規範

三重大学の科学研究における行動規範

平成27年3月26日
学長決定

三重大学は、科学研究の公正性を担保し、科学研究に対する国民の信頼を確保するため、科学研究における行動規範を次のとおり定めます。

1. 研究者としての責任

  1. 三重大学の一員としての自覚と誇りをもち、研究者としての社会的責任を果たします。
  2. 人類の幸福、社会の発展、地球環境の保全に貢献するという自覚をもって研究を行います。
  3. 研究費の使用に関する説明責任を自覚して研究を行います。

2. 公正な研究

  1. 研究の立案から報告までのすべての過程において、誠実に行動します。
  2. 研究への協力者の人格、人権を尊重し、福利に配慮するとともに、動物などに対しても真摯な態度でこれらを扱います。
  3. 捏造、改ざん、盗用など研究倫理に反する行為は為さず、また加担せず、高い倫理感をもって研究を行います。
  4. 研究データは厳正に取り扱い、適正に管理・保管します。

3. 社会の中の科学

  1. 研究成果が地域社会から国際社会にいたる広い範囲に影響することを自覚し、社会との対話や交流に積極的に参加します。
  2. 社会からの要請に対し、客観的かつ実証性が保証された科学的根拠に基づく助言を行います。

4. 法令などの遵守

  1. 研究の実施、研究費の使用にあたって、関連の法令、規則等を遵守します。
  2. 公正研究、研究費の適正な取扱いに関する研修を受講し、常に研究倫理の向上に努めます。
  3. 研究費の計画的かつ適正な執行を確保し、効率的に研究を行います。