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伊勢志摩サテライト協議会と市民公開セミナーを開催しました

5月27日(火)、鳥羽商工会議所にて「伊勢志摩サテライト協議会」、同会場内「かもめホール」にて「市民公開セミナー」を開催いたしました。ご多用の中ご出席いただいた鳥羽市副市長・立花充様、志摩市副市長・村上圭一様、南伊勢町副町長・広田真理子様、大紀町副町長・西村周英様をはじめ、自治体関係者の皆様、地域企業・団体の皆様、そして多くの市民の皆様に心より御礼申し上げます。

協議会では、まず三重大学医学部附属病院の新体制とともに、医療分野におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進する「MUDX(Medical University Digital Transformation)」構想についてご報告しました。続いて、伊勢志摩地域をフィールドとした産学官連携の取り組みや、地域課題の解決に向けた学生の参画事例について紹介し、参加自治体からは大学への具体的な要望や期待を共有いただきました。実務に根ざした率直なご意見を交わす貴重な場となり、今後の地域と大学の連携のあり方を改めて見つめ直す機会となりました。

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また、同日開催された市民公開セミナーでは、鳥羽市長・小竹篤様からご挨拶をいただいた後、「医療の"いま"について〜『放射線の話』と『災害医療』〜」をテーマに、三重大学医学部附属病院長・佐久間肇理事から画像診断と放射線の安全性に関する講演、看護学専攻の磯和勅子教授から避難所における要配慮者支援に関する講演を行いました。多くの市民の皆様にご参加いただき、身近な医療や災害時の対応についての理解を深めていただく場となりました。

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三重大学は、地域創生の中核を担う大学として、伊勢志摩地域における教育・研究・実践活動を「伊勢志摩サテライト」を拠点に進めてまいりました。今後も地域とともに歩み、社会課題の解決に貢献する人材の育成と、持続可能な地域づくりに取り組んでまいります。