朴恵淑先生が「県民功労者表彰」の受賞されました
4月16日(水)、本学の元理事・副学長である朴恵淑先生が、三重県より「県民功労者表彰」を受賞され、表彰状と記念メダルを授与されました。本表彰は、1964年4月の三重県民の日を記念して制定された三重県最高位の表彰制度で、61年目にして外国人初の表彰および30年ぶりの環境功労の表彰となりました。これは、長年にわたり県政の発展、特に環境分野において顕著なご貢献をされたことが評価されたものです。心よりお祝い申し上げます。
朴先生は、平成16年に三重県環境審議会委員に就任されて以来、12年間にわたり、環境保全に関する基本的事項の調査・審議に尽力されました。特に、「三重県地球温暖化対策総合計画」の策定においては、審議会部会長として計画案を取りまとめ、県の温暖化対策の方向性を示すうえで大きな役割を果たされました。
また、地球温暖化防止活動推進センター長として、県民への啓発活動に精力的に取り組まれるとともに、伊勢市でのレジ袋有料化の推進において産官学民の連携を牽引し、その取組を県内全域へと広げるなど、地域全体を巻き込んだ環境政策の実現にご尽力されました。
本学においても、理事・副学長として、全国初となる環境ISO14001の全学一括取得をはじめ、3R活動やスマートキャンパスの推進や環境・SDGs方針の策定など、持続可能なキャンパスづくりを先導され、三重大学が「環境先進大学」として広く認知される礎を築いてくださいました。
加えて、WHOアジア太平洋環境保健センターの初代所長として、アジア・太平洋地域における環境と公衆衛生の改善にも大きく貢献されるなど、その活動は国際的にも高く評価されています。
今回のご訪問では、先生から受賞のご報告とともに、これまでの活動についてお話を伺い、大変学びの多い時間となりました。
朴先生の本学および地域、さらには国際社会へのご貢献に、三重大学を代表して心より敬意を表し、今回のご受賞をあらためてお祝い申し上げます。