ダイバーシティ&インクルージョン(多様性とその受容)推進セミナーを開催しました
11月12日(火)、大学にとって、ダイバーシティ&インクルージョンの推進がなぜ必要かの理解を深めるため、独立行政法人国立女性教育会館から 萩原なつ子 理事長にお越しいただき、「令和時代の大学をデザインする-男女共同参画&ダイバーシティの視点から-」と題してダイバーシティ&インクルージョ推進セミナーを開催しました。
セミナーでは、無意識のうちに人の判断に影響を与える「アンコンシャス・バイアス」の問題についても考える機会を得ました。私たちは、意図せず性別や年齢、経歴といった要素に基づく固定観念に囚われがちですが、この無意識の偏見が学生や教職員の能力を公平に評価する機会を奪いかねません。このようなバイアスに気づき、克服するための研修や学びの場を大学内でも提供し、全てのメンバーが自分の偏見に気づき、改善できる機会を増やしていくことが重要だと考えます。
また、教育の場で次世代を担う学生たちが多様性を尊重し、平等に参画する意識を養うことは、大学の最も重要な使命の一つです。学生たちは、ここでの学びを通じて社会に出ていきます。彼らが他者の視点を尊重し、偏見に囚われずに活躍できる力を培うことは、未来のより良い社会の形成に不可欠です。大学としても、多様性とインクルージョンをさらに推進し、学生たちにとってより包摂的な学びの場を提供してまいります。
このセミナーでの学びを活かし、大学が持つ多様性を尊重し合えるコミュニティづくりに尽力するとともに、社会に対してダイバーシティ&インクルージョンの模範となれるよう努めていきたいと思います。