津祭り"安濃津よさこい"で三重大学の「天狗ぅ」が大賞を受賞
11日から13日にかけて津祭りが開催されました。
津祭りは1635年津八幡宮祭礼行事として始まり380年余りの伝統がありますが、これに1998年より"安濃津よさこい"が加わり、伝統と新しい文化の融合した新しい津祭りのカタチが出来上がっています。
"安濃津よさこい"は、手に鳴子をもって踊り、曲に地元民謡のフレーズを入れることの2つがルールです。各チームが想いをこめた振付や曲のアレンジ、衣装やメイク、地方車の装飾、舞子パーフォーマンスなど、自由な創意工夫が魅力でオリジナリティーに溢れています。約60チーム、二千数百人の参加で、三重県を中心に、国内各地、さらには台湾からも参加がありました。大学も、北海道大学、信州大学、名古屋大学、福井大学、近畿大学や関西大学など約10校が参加していました。
それぞれのチームの演舞は一次審査され、11チームがファイナルステージに進みます。最終日の午後7時より、様々な色のライトアップが映える城公園会場ステージで、各チームの素晴らしい演舞が披露され、大賞、準大賞などが決定します。私も審査員として参加させてもらいました。
学生よさこいチームの「天狗ぅ」は、いつも上位入賞する素晴らしいチームで、今回も一次審査で選ばれた11チームの中に入っていました。「天狗ぅ」の今回のテーマは、四日市にある鳥出神社のユネスコ無形文化遺産でもある江戸時代から続く鯨船行事でした。
「天狗ぅ」の演舞は、息の合った素晴らしいチーム力や表現の迫力、色彩の変化、そして三重県ゆかりのストーリーで、観客を魅了しました。審査のポイントは、「感動したか」という点で、一緒に踊るならどのチームと踊りたいか、という1点です。
審査の結果、「天狗ぅ」が安濃津よさこい大賞(第1位)!
第18回の2015年以来9年ぶりの快挙です。練習を積み重ねた努力の成果だと感じ、大変感動しました。また、今回の津祭りには、三重大生がボランティアで実行委員会の運営に関わってくれていました。いずれも大変すばらしい活動です。このような元気な学生さん方が三重大学にいることに誇りを感じました。皆さん、ありがとうございます。
(天狗ぅの動画はこちらから:https://youtu.be/zmc8hYYTMd4)
今回は晴天に恵まれたこともあり観客動員数は約30万人、中高生の若い方たちも多く、こんなに多くの方々を津で見ることができるのは津祭りしかありません。津祭りをはじめ、各地の祭りに参加することは、大学と地域のつながりを強くし、地域の活性化にもつながります。また今回のよさこいのように大学のサークル活動を通して、中高生の若い世代にも三重大学の魅力を伝えることもできます。今後も津祭りのみに関わらず、地域のイベントを通して、地域との連携を深めてまいりたいと思います。