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三重大学プレミアムトークを開催しました

9月17日(火)、京都工芸繊維大学未来デザイン・工学機構 准教授 スシ・スズキ先生を講師にお招きし、「京都工芸繊維大学の取組み『ME310(エムイーサンイチゼロ)/SUGAR(シュガー)(グローバルイノベーションプログラム)』について」をテーマに三重大学プレミアムトークをオンラインにて開催しました。

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ME310/SUGARとは、学生と研究者が海外の名門大学と共にグローバル企業から課されたイノベーションの課題に取り組み、実社会さながらの体験ができるプロジェクトベースのコースで、スタンフォード大学で始められ、現在は五大陸にまたがる20以上もの大学が参加するネットワークとなっています。スシ・スズキ先生もスタンフォード大学のME310プログラムの卒業生であり、日本では唯一スシ・スズキ先生のおられる京都工芸繊維大学がME310/SUGARに参加されています。

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本プロジェクトは工学部修士課程の学生さんがメインで、様々な国の出身の学生さん数名からなるチームを組み、秋から春までの約半年間、各プロジェクトに適した国に滞在して、世界のいろいろな企業からの課題・提案に対して新しい製品のコンセプト開発を行います。世界を舞台にグローバルかつダイバーシティーに富んだ環境で、デザイン思考によるイノベーション開発に参加できるのは大変すばらしいと思いました。詳しくはHPを参照ください(https://www.d-lab.kit.ac.jp/program-me310sugar/

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講演では、「ME310/SUGAR」における具体的なプロジェクトや、学生たちが直面する課題をどのように乗り越えているかなどが紹介されました。スシ・スズキ先生は、異なる文化や専門分野を持つ人々との協働を通じて生まれる創造性の重要性を強調され、私たちもグローバルな環境での学びと成長の機会について深く考える機会となりました。

これからのグローバルな社会で活躍するためには、必要な知識やスキルだけでなく、他者との協働やコミュニケーションを通じた新たな価値を創造する力が不可欠です。三重大学はこれからもより一層、学生さん方の視野を広げ、自らの学びと行動に対するモチベーションを高めるための環境を提供し続けていきます。