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三重大学長ブログです。

ピアサポーター学生委員会  ~三重大生の間の、人と人、人と環境のつながりを大切にした支援活動~

久しぶりのブログです。
三重大学ピアサポーター学生委員会の活動を伺いに、総合研究棟Ⅱ3階ピアサポートルームにおいて週一回開かれているランチミーティングに参加しました。

ランチミーティングの様子

ピアサポーター学生委員会では、新入生向けの履修や学生生活の悩みを相談できる「なんでも相談会」や、一緒に勉強をするYouTube配信「スタディライブ」など、学生による学生のための支援活動を様々に展開しています。サポータールームには、"私たちは相手と同じ目線に立ち、三重大生が三重大生のサポーターである風土を作ります。そして、人と人との関わり、人と環境との関わりを通じてつながりをより強固にします"という理念が掲げられています。委員会の活動は、TwitterやInstagram(「三重大サポ太」で検索)、YouTubeなどでも紹介されています。大学生になると一人での生活が始まる学生さんも多く、また履修する科目も自分で決定しなくてはなりません。新入生となったばかりの学生さん方には、これらのサポート活動は大変心強い存在と思います。

ピアサポーター学生委員会の理念


現在のメンバーは、男子8人、女子12人に、教員2名を加えた合計22人です。本日は、ピアサポーター長の西川きららさんをはじめ6名の学生さんと学生相談センターの鈴木英一郎先生が集まっておられました。サポ長の西川さん(人文学部3年生)は、コロナ禍のため入学時より2年間、授業もオンラインとなるなど厳しい学生生活となった学年ですが、本委員会に参加することで人との関わり合いを持ち、自身の居場所も感じることが出来たようです。委員会メンバーのみならず三重大生にとって、困った時のよりどころ、頼りになる場所だと感じました。雰囲気が大変良く、自分のやってみたいことをみんなが協力してくれる(城田さん)、年齢の近い人と接して自分のレベルアップにもつながる(山本さん)、三重大と他大学、団体同士のつながりもできる(坂口さん)、温かくしてもらったことを後輩に同じことをしてあげたい(練尾さん)、文理を超えた学部間を越えて話し合うことができる大変風通しの良い環境(後藤さん他)など、その思いも様々で、大変すばらしい委員会活動だと思いました。名古屋大学や東京工業大学をはじめとした全国の大学のピアサポーター同士の交流も行われているそうです。

ランチミーティングの様子


また、本学生委員会とは異なりますが、三重大学には学生が学生の生活や修学を支援する「キャリア・ピアサポート(CPS)資格」を認定する制度があります。この制度は、学生自身の活動を通じた学生支援を積極的に奨励するもので、所定の科目を履修し研修を受けた学生に対して資格が与えられます。さらに、「キャリア・ピアサポート(CPS)資格」取得者は、所定の科目を履修し研修を受けることで教員の要請により授業補助等の業務を担う「スチューデント・アシスタント(SA)資格」を取得することも出来ます。

これらの学生同士の助け合いは、三重大学での4つの力を備えた人材の育成にもつながっています。学生の皆さん、まだまだコロナ禍にありますが、様々な繫がり、コミュニケーションを大切にして、充実した学生生活を送ってください。

伊藤学長と学生ら集合写真