- 学長ブログ ある地方大学長のつぼやき -

三重大学長の「つぶやき」と「ぼやき」のブログです。

名刺がもう一つ増えました~三重県文化振興事業団理事長就任~

 なぜか気がついたら2週間以上もブログを休んでいました。ブログのネタには事欠かないのですが、7月はまだ一つも書いていませんね。ひょっとしたら、三重大の学長をやっている時よりも、今のほうが忙しいかもしれません。

  世界的な大不況で、経済の勉強をしようと思って取りはじめた日経新聞に目を通す暇もなく、このようにどんどんたまっていく始末です。家内から、"取るのをやめた方がいいんじゃない"といやみを言われ始めています。

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  鈴大での救急医学概論の毎週の講義の準備で、かなりのリキを入れて準備をしているのが忙しい理由の一つですね。鈴大のいろんな先生からも、最初の年の講義の準備はたいへんだったという声を聞きます。90分間の新しい"講演"を毎週準備していることになりますからね。手抜きをすれば楽にはなるのですが、そうすると、よくできたもので、授業のアンケートで学生から必ず指摘されることになりますから、気が抜けないんですよね。

  実は、今週の講義で一区切りがつき、やっとブログを書く暇ができたんです。

  電子メールも忙しい理由の一つですね。ジャンクメールも含めると毎日100通以上あり、多くはゴミ箱に直行なのですが、一応目を通すだけでもけっこうな時間をとられますね。この状態に、別の原稿依頼や講演依頼のしめきり日が近づいてくると、メールに目を通すこともおっくうになって、あっという間に何百というメールがたまってしまいます。いったんメールがたまると、これを処理するのに丸1日がかり。メールボックスは毎日必ずカラにしようと自分に言い聞かせているのですが、先週は、メールを管理するソフトの「アウトルック」が突然起動しなくなるトラブルがあり、新しいメール管理ソフトを立ち上げようとしたところ、サーバーにアクセスするパスワードを書いてあるメモを紛失してしまって、数日かかる始末。

  三重大の学長時代は約30の社会的な役職を引き受けていましたが、鈴大の副学長になってからも、いろんな社会的な役職の依頼があって、現在20近くお引き受けしています。東京へも平均すると毎週出張している計算になりますし、自分のスケジュール管理だけで時間をとられますね。  お会いした方々からいただく名刺も、整理ができないままおびただしい数がたまっていきます。私からは、お会いする人にとりあえず3種類の名刺をお渡ししています。まず、本籍の鈴鹿医療科学大学副学長、そして、三重大学学長顧問、さらに、三重県文化振興財団理事長の名刺です。元三重大学長の武村泰男さんが理事長を務めておられたのですが、7月1日から私がその後任になったんです。

09071602S.jpg   (財)三重県文化振興財団は、この地域のみなさんには、"総文(そうぶん)"と呼ばれて親しまれている「三重県総合文化センター」の指定管理者で、文化会館、生涯学習センター、男女共同参画センター(フレンテみえ)、施設利用サービスセンターという4つの事業を運営しています。

  さっそく7月1日には、職員の皆さんには理事長としての言葉を述べ、また、野呂三重県知事をはじめ三重県庁のみなさんにも挨拶回りをしました。"総文"は、公的な文化センターとしては、全国の中でも頑張っていると評判の高いセンターですね。文化会館では、小澤征爾さんの指揮によるオーケストラの演奏など、地方ではめったに体験できないような有名なコンサートが催されていますね。職員の方々もほんとうに一生懸命働いていますよ。

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  これから、このブログでも、"総文"のことを、ぼちぼちとご紹介することにいたしましょう。