- 学長ブログ ある地方大学長のつぼやき -

三重大学長の「つぶやき」と「ぼやき」のブログです。

初めての中国語レッスンは、なかなか楽しかったよ。でも「我餓」が通じない。
~留学生が講師をつとめる語学研修会にて~

 1月26日(月)の夕方6時から三重大の学生や教職員を対象にした中国語のレッスンを受けました。

 これは、三重大の留学生が講師となって、それぞれの国の言葉を教える語学研修を国際交流センターが企画したものです。学生募集をしたところ、6人以上の受講希望者が集まった中国語、韓国語、タイ語の3ヶ国語の研修会が開かれることになりました。

 私も昨年9月~12月まで毎月中国を訪問し、多少なりとも中国語の“いろは”を理解したいと感じて、参加をさせていただきました。中国語の希望者は10人集まりましたが、その中に、人文学部長の櫻谷勝美さんも参加をしておられましたよ。櫻谷さんも中国には毎年訪問しておられるとのことです。ということで、櫻谷さんとは期せずしてクラスメートということになりました。

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 講師は工学研究科博士後期課程に在学する王麗麗さんです。今日は初日で、4つの声調というのを習いました。a, o, i, e, u, üの単母音で、それぞれ4つの声調の練習をしたのですが、特にeの発音は、日本語にはない発音なのでとっても難しいですね。私も含めてみんな口をいろいろと変な形にゆがめて四苦八苦しました。これでは「我餓」(Wo e) (私はお腹がすいた。)という意味が通じないので、なんとかしないと中国で遭難した時にたいへんなことになりますね。

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 でも、とっても楽しいレッスンでしたよ。

 この留学生による語学研修は週2回、10回で終わるコースですが、好評であれば次年度も募集するとのことです。受講料は無料ですので、三重大の教職員や学生さんでご希望のかたは、気軽に応募してください。

 この取り組みは、大学構成員にさまざまな外国語(特になかなか習う機会のない外国語を含む)の研修の機会を提供するという意味に加えて、留学生に講師になっていただき大学運営にも参画する役割を担っていただくことで、キャンパス・ライフの国際化を図るという意味もあります。また、多少なりとも留学生の生活の足しになるようにという気持ちもあります。

 昨年の11月14日のブログでは三重大学祭に初めて留学生が参加して出店したことを書きましたね。その時、ベトナム料理の店を出してていた留学生から、記念写真をカレンダーにしたものをいただきましたよ。また、12月17日には講堂小ホールで、恒例となった留学生交流パーティーを開催し、応援団の皆さんにも留学生にエールを送っていただき、多数の留学生と日本人の皆さんでにぎわいました。この3月には、三重大のキャンパス内に自己資金で建設する新しい留学生宿舎も完成することですし、留学生が大学の行事や運営に参画する機会をふやして日本人との交流がもっとさかんになり、大学キャンパスが“国際村”という感じのなごやかで国際色豊かな生活空間になればすてきだなと思っています。

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ベトナム留学生にいただいた大学祭の出店での記念写真をデザインしたカレンダー

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情報・国際交流担当理事・副学長の小林英雄さんによる乾杯
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