- 学長ブログ ある地方大学長のつぼやき -

三重大学長の「つぶやき」と「ぼやき」のブログです。

ドン小西と豊田学長の知名度

   2月15日金曜日1時半頃に事務職との打ち合わせが終わりかけた頃、ドン小西がテレビ局のスタッフとともに、どやどやと学長室に現れました。“ソロモン流”という番組で故郷を訪れる場面を収録するために、津市の大門商店街にある実家を訪問するだけではものたりないので、附属中学校の同級生の私に会うシーンを収録したいと、急遽三重大学を訪問したとのことでした。たまたま、パソコンからディスプレーに資料を映し出して打合せをしていたので、11月のドン小西の来学の時のことを書いた学長ブログを映し出して、ちゃんとブログに彼のことを書いていることをお示しした後、学長室のソファーに腰掛けて、昔話や人生談義をしました。

donkonishi1-1.JPG    その後、キャンパス内を撮影したいというので、二人で本部から教育学部や生物資源学部の辺りを歩いていき、すれ違う学生達に、ドン小西を指差して、この人を知っているかと質問をしました。ついでに、私を知っているかも質問をしました。最初の学生は両方ともわからない、次に出会った学生は、ドン小西はわかったが学長を知らないという。

   緑の腕章をつけて、忙しそうに動いている学生たちがいたので声をかけたところ、ドン小西もわかったし、学長も認識できました。その学生たちは環境ISO学生委員会の皆さんで、授業の合間に、キャンパス内の放置自転車問題を解決しようと活発に活動しているチームでした。(環境ISO学生委員の皆さん、ほんとうにありがとう。)

donkonishi3-1.JPG    さて、ドン小西の知名度はさすがに高く、三重大のキャンパス内においてさえ、学長よりも知名度が高いという結果になりました。学生たちは入学式の時に学長の顔を見ているはずだし、各種の学内広報誌にも学長の写真が載っているし、学生たちとの懇談会も何回も開いているし、新聞にも写真がけっこう載っているし、学長ブログにも写真を掲げているのにもかかわらず、学長の顔が認識できないとは・・・。

   組織の全員にものごとを周知徹底することは、言うはやさしくけっこう大変なことです。学長の顔の認識はさておき、三重大学の目的や目標は、学生も含めて構成員全員が知っていなければならないことです。それで、三重大学のミッションである「地域に根ざし世界に誇れる独自性」と教育目標である「感じる力」「考える力」「生きる力」「コミュニケーション力」を、事あるごとに繰り返して発信をし、それを書いたポスターを、学内の全教室に掲げています。(デザインをしていただいた教育学部の美術の先生に感謝いたします。)

このブログを読んでいただいた学生さん、三重大学のミッションと教育目標は忘れないでくださいね。

   追伸:私は、実は“ソロモン流”という番組を今まで見たことがなかったのですが、テレビ東京系列で日曜日の夜10時前から放映されている教養ドキュメンタリー番組で、さまざまな分野で活躍している著名人を紹介しています。17日の日曜日にはじめて見させていただいたところ、谷村新司さんが出演していました。その友人として竹中平蔵さんも出ていました。小西君もたいした有名人になったものだな、と賞賛の思いを新たにしました。
 ちなみに、今回収録した番組の放送予定日は、4月13日(日)の21時54分からとのことです。