- 学長ブログ ある地方大学長のつぼやき -

三重大学長の「つぶやき」と「ぼやき」のブログです。

三翠(さんすい)とは?

   三重大学のキャンパスは「三翠キャンパス」とも呼ばれ、キャンパス内には「三翠会館」や「三翠ホール」と名付けられた施設もあります。「三翠」とはいったい何を意味しているのか、皆さんはご存知でしょうか?

sansui1.jpg   三翠とは、三重大学の前身の一つである三重高等農林学校の校歌にある「み空のみどり、樹のみどり、波のみどり」に由来しています。「翠」とはみどりをあらわす言葉です。宝石に翡翠(ひすい)というのがありますが、美しく透き通るような深緑色をしています。本学のミッションの中にも「~人と自然の調和・共生の中で~」とい文言が入っているように、三重大学は空と樹と波の美しさを理解し、そうした素晴らしい自然との共生を目指す大学といえるでしょう。

   実際に、三重大学キャンパスには樹がたくさんあって、訪問した方はキャンパス内の緑の豊かさにほっとすると言ってくださいます。また海に面した数少ない大学としても知られています。鈴鹿山麓のむこうに澄みわたる翠空は、三重県の自然の豊かさを感じさせてくれます。

   三重大学は、今までも環境教育や環境研究に力を入れてきましたが、昨年は学生と教職員がいっしょになってISO14001に挑戦し、認証を取得しました。これもこうした自然への愛着があったからこそだと思います。   

sansui2.jpg  三重大学のシンボルマークは、緑の斜線が組み合わさった形で、これは、MIEの頭文字M、UNIVERSITYの頭文字U、本やノートを開いたイメージ、海や波のイメージを表しています。環境に配慮し、環境を守ることによって、「みどり」の「ときめき」と「きらめき」を感じつつ、すばらしい環境のもとで教育・研究成果を生み出すとともに、大学の社会的責任(USR)を果たしていきたいと思っています。

   みなさんも、すばらしい環境に恵まれた三重大学をどうぞ訪れてくださいね。