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シンポジウム「社会のニーズに対応した教育改革に向けて」

2013年9月10日(火)、講堂小ホールにて、文部科学省補助金事業「産業界のニーズに対応した教育改善・充実体制整備事業」の取組みに置けるシンポジウムが開催されました。(シンポジウムポスター:シンポジウムポスター.pdf)

本事業における連携大学の関係職員、近隣の地域産業界からも多数の参加をいただき、計122名の参加がありました。今回のシンポジウムでは、社会のニーズに対応した教育改革がなぜ求められているか、全国でどのような対応がみられるかに関する情報と、三重大学における具体的な事例を素材に検討することを通して、大学教育改革の課題を克服する方策を探りました。

シンポジウムの様子   シンポジウムの様子

シンポジウムの様子   シンポジウムの様子

内田学長は会場校挨拶として「三重大学の教育目標である4つの力『感じる力・考える力・コミュニケーション力・生きる力』を育成することは、社会のニーズに対応した教育になるのでは」と話し、「このシンポジウムを通して、社会のニーズに合った教育とは何かを考えてほしい」と述べました。

シンポジウムの様子
挨拶をする内田学長

次に、名古屋商科大学の亀倉 正彦教授より主催者挨拶があり、続いて、「社会のニーズに対応した大学教育改革の全国的展開」と題して、株式会社リアセックキャリア総合研究所の角方 正幸所長より基調講演がありました。

シンポジウムの様子   シンポジウムの様子
亀倉教授と角方所長

角方所長は「一番の目標は企業が雇用する際に大学で学んだことを重視するようになること。そうなれば、大学の教育改革は上手くいったと言える」と話し、企業が求める人材や、大学に求められる教育改革、今後の課題などについて説明がありました。

基調講演後、本学の田中 晶善理事(統括・教育担当) より「三重大学における教育改革の歩み」、中川 正学長補佐より「三重大学における社会ニーズの把握と対応の課題」の報告がありました。

シンポジウムの様子   シンポジウムの様子
田中理事(統括・教育担当)と中川学長補佐

続いて、パネリストとして静岡大学の石井 潔理事(教育担当)、井村屋グループ株式会社の岩上 真人総務・人事部長、株式会社リアセックキャリア総合研究所の角方 正幸所長をむかえ、本学の中川学長補佐を含めたパネルディスカッションが行われました。

シンポジウムの様子   シンポジウムの様子
パネルディスカッションの様子

 冒頭では企業が求めている専門的知識と学生が学んでいるものに違いがあるかなどについて議論 が展開され、参加者からは「地域を活かしてどう学生が学んでいくか」や、「本を読む学生が減って基礎的な学びの教育ができていないのではないか」などの質問もあり、活発な議論が行われました。

シンポジウムの様子

閉会の挨拶では山本俊彦副学長から「大学の中にある熱意で改革を進めていければよりよい大学になっていくのでは」と今後の取組みへの期待が込められました。

シンポジウムの様子
挨拶をする山本副学長

参加者からは「自分の大学で全員に聞かせたい。とても良い話だった」との声もあり、今後の大学教育の改革へ繋がる有意義なシンポジウムとなりました。