教養教育院公開講座2021 開催のお知らせ
【イベント情報】
教養教育院公開講座
「教養教育ウィーク -Refresh教養!!-」受講者募集について
3日間にわたって、バラエティとインテリジェンスに富んだ講座を開講します。学生の気分に戻って三重大学を味わってみてください。気に入った教員と出会えたら、次年度の「市民開放授業」(15回)を受講して、さらに学びを深めてください。
●日時:2021年11月8日(月)、10日(水)、12日(金)
10:30~12:00、13:00~14:30
●会場:三重大学教養教育校舎3号館及びZoom
●受講対象者:市民一般
●定員:先着50名
●受講料:無料
●公開講座日程表 ※何講座でも受講できます。
開講式 11月8日(月)10:00~10:20(参加自由)
・ようこそ公開講座へ -三重大学の教養教育と公開講座-
挨拶:教養教育院長 大野 研
■11月8日(月)
〇10:30~12:00
・人体の扉 -肩関節の骨と筋-
講師:太城 康良(神経発生学、医学教育学)
人体を構成する約200個の骨にすべての名前があるだけでなく、骨の凸や凹にも名前があります。名前がある部位の役割を骨の模型で確認しながら解説します。2021年度は「肩」を取り上げます。自分の肩も動かしつつ、少しマニアックに骨・関節・筋肉に詳しくなりましょう。
〇13:00~14:30
・世界の大学入試とそれぞれの成り立ち 選抜か資格か
講師:奥田 久春(比較・国際教育学、国際教育協力論、教育課程論)
日本では大学入試のあり方が問われていますが、世界に目を向けると、どのような方法で大学に入学しているのでしょう。日本や各国の制度の成り立ちを振り返りながら、選抜と資格という視点で今日の大学入試の課題を考えます。本講座ではイギリス、ドイツ、フランス、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランドなどの国々を取り上げます。
■11月10日(水)
〇10:30~12:00
・俳句とアメリカの詩
講師:小田 敦子(アメリカ文学)
伊勢神宮の神官であった荒木田守武に伊賀・藤堂藩で俳諧を学んだ松尾芭蕉、三重の俳人たちの俳句は明治政府に招かれた外国人たちによって欧米に伝わり、イマジズムと呼ばれる20世紀の実験的な詩形を生み出します。俳句を英語で読み、アメリカ詩の斬新さにふれてみましょう。
(翻訳もありますので、英語が苦手でも大丈夫です。)
〇13:00~14:30
・幻の国際平和協力-ソマリアPKO派遣構想によせて
講師:庄司 貴由(政治学(政治課程論、戦後日本外交史))
令和の時代の国際平和協力をどのように考えるのか。その一つの手掛かりとして、90年代初頭、日本政府内で検討されたソマリアPKO参加問題を扱います。従来通りの「実現された事例」に基づく教科書的な議論ではなく、「実現されなかった事例」を軸に話を進めていきます。
■11月12日(金)
〇10:30~12:00
・ヒグマの話
講師:福田 知子(生物学)
ヒグマは恐ろしい生き物ですが、非常に好奇心の強い生き物でもあります。生物としてみたヒグマの分布や暮らし方、毛皮の色や千島の「白いヒグマ」の話、ヒグマ遭遇エピソードなどを交えながら、ヒグマ対策やヒグマとの付き合い方についてお話します。
〇13:00~14:30
・食品レオロジー -食べもののかたさを測る-
講師:大井 淳史(生物物理学、食品科学)
高齢社会の日本では,4万人近くの方が誤嚥性肺炎によって亡くなっています。誤嚥しにくい食品である「えん下困難者用食品」においては,かたさや付着性といった"食品レオロジー"に関する規格基準が定められています。こうしたレオロジーの性質がどのような機器でどう測られているのかを判りやすく解説します。
●申し込み方法:電話・FAX・E-mailのいずれかで、「お名前」・「連絡先(電話番号またはメールアドレス)」・「受講方法」・「希望する講座名(複数可)」を明記の上、お申し込みください。
●申し込み・問い合わせ先:三重大学教養教育院チーム
TEL:059-231-9827 FAX:059-231-9353
E-mail:kyoyosomu@ab.mie-u.ac.jp
●チラシ・受講申込書は こちら をご覧ください。
*ご来場の際は、公共交通機関をご利用ください。
*申し込み後のキャンセル及び変更等は上記「申し込み・問い合わせ先」までご連絡ください。