ダイバーシティ・インクルージョン推進ダイバーシティ・インクルージョン推進室からのお知らせ

三重大学部局長のイクボス宣言及び板東久美子前消費者庁長官の講演会を開催しました。

10月31日(月),三重大学事務局棟2階会議室において,部局長のイクボス宣言及び板東久美子消費者庁顧問(前消費者庁長官)による講演会を開催しました。

今年3月,駒田美弘学長が、医学部附属病院の敷地内にある「さつき保育園」新棟完成式の際、鈴木英敬三重県知事立会のもとイクボス宣言を行いました。学長に続いて,今回は、板東氏の立会のもと8人の部局長がイクボス宣言を行いました。各部局長は,ワーク・ライフ・バランスに配慮し、教職員、学生そして自らもいきいきと働き学ぶことができる教育・研究環境をつくるため,それぞれの言葉でイクボス宣言を行いました。

引き続き,板東氏による「ワーク・ライフ・バランスとこれからの大学像」と題した講演会を開催しました。同氏は,各種統計調査に基づくスライドによる説明に加えて,秋田県副知事,内閣府男女共同参画局長,文部科学省生涯政策局長,同高等教育局長,同審議官及び消費者庁長官等を歴任し,また,2人の子を育てた自らの経験により仕事と家庭の両立やキャリア形成で得たものなどについて話され,ワークライフ・バランスの意義・必要性は,子育てや介護の問題だけではなく多角的であり,女性活躍だけでなく,外国人,障害者,高齢者等の多様性(ダイバーシティ)を支える基盤整備として大学改革にもつながるものであること,「ワーク」だけでなく「ライフ」に光を当てることは学生の教育においても重要であること,さらに,社会人の多様な学びは「ライフ」の中でますます重要になり,大学の生涯学習機能の充実が必要であることなどについて講演されました。