令和５年度第1回防災スキルアップ訓練（エアーストレッチャー・担架付リヤカー）を実施しました。

　令和５年6月23日（金）と29日（木）の両日に、津波避難における傷病者搬送に備え、エアーストレッチャーと担架付リヤカーの使用方法を訓練し、合計５９名の教職員の方に参加していただきました。

　訓練は２部構成で実施し、第一部のエアーストレッチャー編は、ＤＭＡＴ隊員で活躍されており、附属病院の防災訓練でもエアーストレッチャーの実技指導を担当されている薬剤部の森川祥彦先生を講師としてお招きし、実技指導をしていただきました。

　エアストレッチャーを用いることで、南海トラフ地震の垂直避難時に、４階の高さにある学内救護所への傷病者搬送を安全かつ容易に行えることを体験できました。

　第二部の担架付リヤカー編は、当室の鶴長災害対策コーディネーターから組立方や搬送要領について説明があり、その後、参加者に組み立てと搬送の体験をしてもらいました。

　この器材の導入で、今までの訓練で問題となっていた「長い距離の担架搬送の肉体的な負担」を解消できそうです。

　両器材とも「使うことが無い」に越したことはないのですが、万一に備え導入し、普及したことで訓練の狙いは達成できました。