- 学長通信 -

三重大学長ブログです。

2014年三重大学十大ニュース

2014年が暮れようとしています。午年だったからでしょうか、特に早く駆け抜けた気がします。三重大学での十大ニュースを広報室とともに選びました。教職員、学生の皆さんにもそれぞれの心に深く刻まれた出来事があったと思いますので比べて下さい。
重要度ではなく出来事順に10件を挙げました。

1.    地域イノベーション研究開発拠点が完成(1月)
地域イノベーション学研究科は6年前に設立しましたが、研究開発の拠点となる施設がありませんでした。5階建てで実験室や交流ホールなど、地域の研究機関や企業も利用できるスペースが充実しています。これまで以上に地域の産官学民の連携が強化されます。

2.    三重大学教養教育機構が発足(4月)
現在の大学教育において教養教育の重要性が増しています。そのための機構です。全学から異動した15名の専任教員でスタートします。今後の活動が期待されます。

3.    レーモンドホールリニューアルオープン(4月)
国の登録有形文化財であるレーモンドホールが耐震改修され、装いを一掃しました。リニューアル記念として特別写真展「美しき三重大学―四季の彩り」、現在は三重大演習林もロケ地となった「映画WOOD JOB!と三重大学演習林」を開催しています。(12月25日まで)

4.    三重県・三重大学みえ防災・減災センターの立ち上げ(4月)
防災人財の育成、災害に関する情報の収集、防災・減災におけるシンクタンク、産官学民の「防災ハブ」の機能を有する大学と県が一体となった全国初の防災組織です。

5.    海外との連携協定100大学に(11月)
海外の大学や研究機構との連携が100件となりました。100校目は南台科技大学工学院(台湾)との連携です。大学間だけではなく企業も加わった新しい連携の形態です。

6.    学長選考会議で次期学長を選任(11)
学長選考会議は次期学長候補者として駒田美弘副学長(医学系研究科教授)を選出しました。

7.    ESD in 三重2014 アジア・太平洋持続可能な開発のための教育(ESD)ユース世界会議開催(11月)
世界19カ国、200人を超える若者が環境保全、国際理解、生物多様性などに関するESDプログラムを体験しました。

8.    藤田保健衛生大学と災害時病院間の相互協力・支援協定締結(12月)
災害拠点病院の機能を果たすために藤田保健衛生大学と災害時の相互協力、支援に関する協定を締結しました。

9.    研究成果を社会に発表(通年)
医学系研究科、生物資源学研究科、地域イノベーション学研究科などより9件の新しい発見等をマスメディアに公表しました。いずれも世界に発信できる研究成果で、三重大学の研究力の高さを示しました。これ以外にも多くの研究成果が各学部、研究センターより公表されました。

10.  大学関連商品大好評(通年)
梅酒、チェンミコーヒーに続きジビエカレーを三重県、企業と提携して新たに三重大ブランド商品として発売しました。新宿高島屋での「大学は美味しい!!」フェア(5月28日~6月3日)に出展し好評を博しました。また、地域イノベーション学研究科博士後期課程学生で伊勢角屋麦酒の鈴木さんが研究した酵母を利用したクラフトビール(地ビール)「ヒメホワイト」ビールは「インターナショナル・ビアカップ」で金賞も受賞しました。

教職員、学生の皆さんが2015年の新年を清々しい気持ちで迎えられることを願っています。