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地域イノベーションをサンドイッチ教育で教えます

2022.12.23

地域イノベーションをサンドイッチ教育で教えます

教 授 西村 訓弘  准教授 狩野 幹人  准教授 八神 寿徳  准教授 加藤 貴也

4名の教員の写真
説明図

地域イノベーションとは?

経済学者のシュンペーターは、イノベーションとは、経済が停滞した時に、従来の仕組みを壊し、新しい技術などと結合(新結合)させて変革を起こすことであると説明しています。

現在、地方は人口が減り、社会が低迷しています。ただ、これまでの仕組みを壊し、新しい技術や、考え方を地域の中で組み直すと元気になることがあります。地域の中で新結合を起こすことを「地域イノベーション」と定義づけ、地域イノベーション学研究科では社会を良くすることを目指した研究と教育を行っています。

サンドイッチ教育が
私たちの一押し!

大学院では、学生は、一人の先生から研究の指導を受けることが普通です。専門的な探究にはこの方法が効果的です。地域イノベーション学研究科では、このような従来の教育に加えて、「この研究は何のために行うのか」、「どのように社会に役立たせるのか」を教える専門の先生がそれぞれの学生と一緒に考える教育も行っています。1人の学生をタイプが異なる先生たちが挟み込むように教育する「サンドイッチ教育」が地域イノベーション学研究科の特徴です。

図:地域イノベーション学研究科の特徴

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日本で地域イノベーション学研究科だけに生息する教員?

「この研究は何のために行うのか」、「どのように社会に役立たせるのか」を教える先生を地域イノベーション学研究科では、プロジェクト・マネジメント教員(PM教員)と呼び、日本で初めて配置しました。地域イノベーション学研究科には、学部から進学した学生、仕事を持ちながら学んでいる社会人学生、留学生たちが、一緒になって学んでいます。PM教員がオンライン教育を取り入れるなどの工夫をすることで、どのタイプの学生も同じ教育を受けることができます。

図:地域イノベーションの創出に必要とされる「プロジェクト・マネジメントができる研究開発系人材」の育成

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【この記事は『三重大X(えっくす)vol.44』(2021年1月発行)から抜粋したものです】