三重大学入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)

 人 文 学 部 

このような人を育てます
 人文学部は,人間が創り出してきた文化や社会を,より広く深く理解するための多様な知的探求を行います。
 人文科学や社会科学のさまざまな研究分野にふれ,それらの理論にもとづき,人間社会のかかえる問題を見いだす“感性”を,その問題の適切な解決へのアプローチを学ぶことによって,分野の壁をこえて文化や社会をとらえる総合的な視点や,古い枠にとらわれない“思考力”を育てます。また,このような学びの場を通じて,現代社会を“生きぬく”ための知的立脚点の獲得をめざします。そして,いつの時代にも変わらぬ人間の本質を見つめつつ,複雑化する現代社会と激しく変化する人間社会を正しく認識し,次々と生じる問題に立ち向かい創造性あふれる提言ができる“コミュニケーション力”を培います。卒業後は,企業,官庁,教育界からNPO,起業などの新たな分野に至るまで,地域においても国際的にも幅広く活躍できる人材を育成します。
このような人を求めます
人間の文化,または,社会の動きやしくみに強い関心・好奇心をもっている人。
積極的・人間的に生きるために,人間の文化や社会について深く理解することを望む人。
現代社会における諸問題を理解し,解決策を探求しようとする意欲がある人。
そのために必要な基礎学力,論理的思考力,読解力,表現力を持ち,これらの力をさらに高めようとする意欲にあふれる人。
入学者選抜方針

1年次入学者選抜

一般選抜前期日程
  文化や社会を広く深く理解し考えるために必要な総合的基礎学力を見るために大学入試センター試験(6教科7科目)を課すとともに,個別学力検査(英語及び国語)を課し,論理的思考力・読解力・表現力を審査します。
一般選抜後期日程
  文化学科では,大学入試センター試験のうち高得点の2科目と外国語(3教科3科目)によって特定分野の基礎学力を見るとともに,論理的思考力や表現力を小論文で,また,総合的基礎学力を調査書で審査します。
  法律経済学科では,大学入試センター試験のうち社会科学を学ぶために特に重要と考えられる2科目と外国語(3教科3科目)を課すとともに,小論文によって論理的思考力・読解力・表現力を審査します。
帰国子女特別選抜
  小論文で文化や社会への関心と論理的思考力・表現力を,また,面接によって勉学への意欲やコミュニケーション能力を審査します。これらに出願書類の審査を加え,総合的な選抜をします。
社会人特別選抜
  文化や社会を広く深く理解し考えるために必要な基礎学力の一部を外国語で審査するとともに,小論文で文化や社会への関心と論理的思考力・表現力を,面接によって勉学への意欲やコミュニケーション能力を審査します。これに出願書類の審査を加えて総合的な選抜をします。
私費外国人留学生特別選抜
  小論文で文化や社会への関心と論理的思考力・表現力を,また,面接によって日本で学ぼうとする勉学意欲やコミュニケーション能力を見ます。これらに出願書類(日本留学試験の成績を含む)の審査を加えて総合的な選抜をします。なお,1年次入学後の生活において相当な成果をあげられるような日本語能力を有しているかどうかを見るために,小論文及び面接は,いずれも日本語により行います。

3年次編入学
一般推薦選抜
  社会科学科※では,通常の学力試験を課さない推薦入試を実施します。学業成績が上位に属し,出身学校長等が責任を持って推薦し,合格した場合に入学を確約できる者に限ります。面接によって勉学への意欲やコミュニケーション能力を審査するとともに,出願書類の審査を加えて総合的な選抜をします。
一般学力選抜
  文化学科では,文化や社会を広く深く理解し考えるために必要な基礎学力の一部を外国語で審査するとともに,小論文で文化や社会への関心と論理的思考力・表現力を審査します。社会科学科では,論述試験によって論理的思考力・読解力・表現力を審査します。また,両学科とも,面接によって勉学への意欲やコミュニケーション能力を審査するとともに,出願書類の審査を加えて総合的な選抜をします。
社会人特別選抜
  文化学科では,文化や社会を広く深く理解し考えるために必要な基礎学力の一部を外国語で審査するとともに,小論文で文化や社会への関心と論理的思考力・表現力を審査します。社会科学科では,小論文によって文化や社会への関心と論理的思考力・表現力を審査します。また,両学科とも,面接によって勉学への意欲やコミュニケーション能力を審査するとともに,出願書類の審査を加えて総合的な選抜をします。
私費外国人留学生特別選抜
  小論文で文化や社会への関心と論理的思考力・表現力を,また,面接によって日本で学ぼうとする勉学意欲やコミュニケーション能力を見ます。これらに出願書類(日本留学試験の成績を含む)の審査を加えて総合的な選抜をします。なお,3年次編入学後の学部専門教育課程において相当な成果をあげられるような日本語能力を有しているかどうかを見るために,小論文及び面接は,いずれも日本語により行います。

※社会科学科は平成20年4月より法律経済学科に名称変更しました。3年次編入学者については平成22年度入学者より新学科名が適用されます。