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平成26年度第一回三重キャリア連携会議が開催されました。

2014年07月02日

6月12日(木)、総合研究棟Ⅱ第一会議室において、標記会議が開催されました。

 

本会議は、本学と企業・経済団体・行政機関が連携して、産業界のニーズに対応した人材を育成するために設置されたものです。

今回は、中部地域大学グループ(参加校23校)が取り組んでいる事業の進捗及び産業界との連携によるキャリア教育科目の展開について報告が行われ、本学より出席の教職員に加え、企業・経済団体・行政機関からの委員18名と議論がなされました。

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会議では、今年度より新しく始まった教養教育科目「キャリアインターンシップⅠ」についての活発な意見交換がなされました。「キャリアインターンシップⅠ」は、主な履修対象学年を1、2年生とし、三重県中小企業家同友会と連携し、三重県内の中小企業へのインターンシップに取り組む授業となっております。

産業界の委員から、「キャリアインターンシップ」は従来のインターンシップと違い、インターンシップ先の企業について調べてレポートを書くなどの事前学習や、企業と教員との打ち合わせのもとインターンシップの内容をつくりあげることなどが魅力的であること、「このような革新的なことをしてほしいとまさに感じている。1、2年生でインターンシップの中で経験したことから、高学年のインターンシップに目的を持って臨むというところにつながっていくと思う」というお言葉をいただきました。低学年の時期から、失敗を恐れずにインターンシップに取り組む意義について、受け入れ企業のご意見をうかがう機会となりました。

低学年層に向けたインターンシップについて、高学年でのゼミや研究室活動において、企業と関わりながらプロジェクトをやっていくことも身近になるのではないかというご意見、事前学習の必要性や企業の人間から指導される経験の重要性についても挙げられました。企業として、低学年層も受け入れる場合に、高学年層と低学年層の学生それぞれを受け入れる違いを考えないといけない可能性も議論に挙がりました。中小企業においては、インターンシップへの協力に難しさがあることなどについても報告されました。

 

三重県団体中央会業同友会からは学生に中小企業の魅力を伝える活動の取り組みについて、三重県経営者協会からは経営者協会が取り組むインターンシップ事業について、四日市商工会議所や津商工会議所からは各商工会議所の会員である中小企業でインターンシップを行う難しさや現状について、中部経済産業局からは卒業見込み者、既卒者と中小企業をマッチングし、インターンシップを通じて採用につなげる「新卒者就職応援プロジェクト」について、三重県雇用経済部からは緊急雇用創出事業を活用し、学生と求職者に対する1ヶ月以上の長期インターンシップモデル事業についてと、新卒未就職者に対する職業人として必要な研修とインターンシップを行って就職に結び付ける4ヶ月にわたる取り組みについて紹介されました。

 

今回の会議では他にも、本事業にて三重大学で昨年度より実施しているキャリア実践科目『社会連携実践』の紹介、今後の産学連携による授業の展開に関するディスカッションなどがあり、三重大学と産業界との活発な意見交換がなされました。
今後の社会のニーズに対応した大学教育改革に向けて、今回も大変有意義な会議となりました。

※ 本事業の問合せ先 → 三重大学学務部就職支援チーム〔Tel 059-231-9869〕